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初優勝へカン・スーヨンが首位浮上!全、大江、有村らが猛追

◇国内女子◇ニチレイレディス2日目◇袖ヶ浦CC新袖コース(千葉県)◇6,548ヤード(パー72)

国内女子ツアー第15戦「ニチレイレディス」2日目、首位からスタートした不動裕理がスコアを落とし、代わってこの日ビッグスコアを出した選手が上位に浮上。この日「67」と5つスコアを伸ばして通算9アンダーとしたカン・スーヨン(韓国)が、単独首位に浮上している。

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カンは今季4度のトップ10入りを果たしてベストフィニッシュは「Tポイントレディス」での2位。米ツアー8年間で1勝を挙げているが、日本ツアーでの勝利はまだ。念願の初優勝へ向けて、明日の最終日へと駒を進める。

カンを追いかけるのは、通算8アンダーの大江香織全美貞。通算6アンダーの4位タイグループには、この日「66」で急浮上を果たした有村智恵と、笠りつ子辛ヒョンジュヤング・キムの4選手が続いている。

<首位浮上のカンは右こぶしを握り締める>

初日に4アンダー6位タイにつけた韓国のカン・スーヨンが、5バーディ、ノーボギーのラウンドで通算9アンダー単独首位に浮上した。5月の「ワールドレディスサロンパスカップ」の2日目に左肩痛のために棄権した後、3試合出場を見合わせたカンは、「リゾートトラストレディス」でツアーに復帰すると、いきなり4位タイに食い込み、先週の「サントリーレディス」でも優勝争いに加わり7位タイとなった。

「調子は凄くいいです」と話すカンは、バーディを奪うたびに右手のこぶしを力強く握り締める気合いの入ったポーズを見せる。この日も1番のバーディから16番のバーディまで合計5回、同組でラウンドした森田理香子中村香織がスコアを崩す傍ら、一人気合いのこもったプレーを続けた。

「このコースはグリーンが小さいけど、逆に乗せればバーディチャンスが来ると前向きに考えてプレーしています」というカンは、7、8mのバーディパットも入らなければ表情をゆがめるほど本気で悔しがる。

最終日に向けて「一打一打、慎重にプレーしたい。優勝ということを強く考えすぎてプレッシャーを感じるよりも、ギャラリーの声援の中でプレーできることを楽しみたい。特に千葉県はギャラリーが多いので、その方たちにゴルフの楽しさを自分のプレーを通じて感じてもらえるようにできれば嬉しい」と話す。米国LPGAツアーでは2005年に優勝を果たしているが、日本ツアーでは2年目にして初優勝を果たすことができるか。

関連リンク

2012年 ニチレイレディス



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