「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」フォトギャラリー
2012年 ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント
期間:09/21〜09/23 場所:利府GC(宮城)
不動裕理、雪辱へ向け首位発進
◇国内女子◇ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 初日◇利府ゴルフ倶楽部(宮城県)◇6,498ヤード(パー72)
国内女子ツアー第27戦「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント」初日、昨年フォン・シャンシャン(中国)に惜敗した不動裕理が5バーディノーボギーの「67」、通算5アンダーで金田愛子と並び首位スタートを切っている。
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1打差3位タイに続くのは、そのシャンシャンと茂木宏美の2人。さらに1打差の通算3アンダーで酒井美紀、服部真夕、カン・スーヨン(韓国)、飯島茜の4人がつけている。今年初メジャータイトルを獲得した東北高校出身の有村智恵は、通算2アンダー。横峯さくら、原江里菜、佐伯三貴らと並んで9位タイとまずまずの位置で初日を終えている。
<不動、ロングパットが冴え渡り絶好のスタート>
昨年は単独首位から最終日をスタートしながら、フォン・シャンシャンに逆転で優勝を奪われた不動。東日本大震災から間もない中で行われた被災地での開催、不動もその意義を強く感じての出場だっただけに、無念の結末に悔しさを募らせたことだろう。
そして1年後、その雪辱を果たすべく絶好のスタート。「今日は短いバーディチャンスよりも、ロングパットが良く入ってくれた」と前半から長めのパットのタッチが冴え渡った。3番で4mを決めてバーディを先行すると、6番、7番(パー3)といずれも7mをねじ込んでの連続バーディ。折り返し後の11番(パー3)では4番ユーティリティからピンそば60センチに絡め、最終18番では10mを沈めてのバーディフィニッシュ。スーパーショットを交えながら5バーディを量産、ノーボギーで18ホールを完走した。
午前中は断続的に雨が降り、グリーンは止まりやすいものの「雨が降っているわりには下りが速い。前の組も3パットを打っているのが見えていた」と冷静にグリーン状況を把握。「今日は全部、上りにつけられたし、(スタートホールの)1番でショートしたことがきっかけで“強めにいこう”と切り替えられたのが上手いった」と、徐々にタッチの精度を高めていった。
今大会には、昨年と同じ特別な気持ちを抱き続けながらも「今年はまだ優勝もできていませんし、まずは自分の優勝を目指します」と掲げる不動。今年こそ、被災地への想いを18番グリーン上の表彰式で直接ギャラリーに伝えられるか。