昨年大会は馬場ゆかりがメジャー初勝利。優勝スコアは通算12オーバーという消耗戦を制した

国内女子メジャー第3戦「日本女子オープンゴルフ選手権競技」が9月27日（木）から4日間に渡り、神奈川県にある横浜カントリークラブ 西コースで開催される。同コースでの女子メジャーは、今年が初めての開催となる。

名古屋ゴルフ倶楽部 和合コースで開催された昨年大会は、タフなコースレイアウトと硬いグリーンに仕上げられた難セッティングが選手たちに立ちはだかった。初日から通算スコアをアンダーパーで終えた選手がゼロという消耗戦。3日目に首位に立った馬場ゆかりが通算12オーバーで辛くも逃げ切り、メジャー初制覇を遂げた。

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昨年は20位タイに終わり大会連覇を逃した宮里美香、同じく3打差の6位タイで05年以来の大会2勝目を逃した宮里藍は、今年もこの舞台に戻ってくる。美香は、8月に悲願の米ツアー初勝利を飾ってから初めての国内参戦。2週前の「全英リコー女子オープン」では4位に入るなど調子は上々、“凱旋試合”で大会2勝目を飾れるか。

そして今年は、世界を席巻するアジアの強豪たちが横浜CCに集結する。世界ランクトップのヤニ・ツェン（台湾）をはじめ、フォン・シャンシャン（中国）、今年の「全英～」を制した申智愛、チェ・ナヨン、朴仁妃ら韓国勢。海外メジャータイトルホルダーたちが出場を予定しており、海外ツアーにも見劣りしない強固なフィールドが整った。

国内勢では、悲願のメジャー初タイトルを手にしてから間もない有村智恵への期待が高まる。直近の4試合はいずれもトップ5フィニッシュを果たしており、自身も「ここ1ヶ月は本当に安定している」と好調を口に。そして、有村に続き初メジャー制覇に挑む若手たちにも注目だ。先週、2年ぶりのツアー2勝目を飾った森田理香子が、ツアー屈指の飛距離でメジャーセッティングを制圧するか。昨年は1打及ばずの2位タイと惜敗を喫した笠りつ子のほか、今季1勝を挙げている服部真夕、急成長中の吉田弓美子も見逃せない存在。ここ8年間は初優勝者誕生が続いている流れに、新世代たちも続くことができるか。

【主な出場予定選手】
馬場ゆかり、宮里藍、宮里美香、上田桃子、ヤニ・ツェン、チェ・ナヨン、キム・インキョン、申智愛、フォン・シャンシャン、ジャン・ジョン、朴仁妃、有村智恵、アン・ソンジュ、李知姫、大山志保、金田久美子、木戸愛、佐伯三貴、斉藤愛璃、全美貞、服部真夕、永井奈都、不動裕理、森田理香子、諸見里しのぶ、横峯さくら、吉田弓美子、笠りつ子