ミズノクラシックのフォトギャラリー
2012年 ミズノクラシック
期間:11/02〜11/04 場所:近鉄賢島CC(三重)
イ・ボミが抜け出し首位!森田が4打差を追う
◇米国女子◇ミズノクラシック 2日目◇近鉄賢島CC(三重県)◇6505ヤード(パー72)
初日の午後から吹き始めた風がこの日も選手たちを翻弄。首位タイでスタートした申智愛(韓国)、上原彩子の2人が苦戦する間に、この日8バーディ、ノーボギーでラウンドしたイ・ボミが通算10アンダーまでスコアを伸ばして単独首位に浮上した。
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首位のボミを4打差で追うのは森田理香子。13番パー5でイーグルを奪い、一時は首位に浮上した森田だったが、直後の14番でボギーをたたくと、16番、17番でも連続ボギーとスコアを崩してしまった。
通算4アンダー3位タイにはチェ・ナヨン(韓国)、ジェニー・シン(韓国)、カリン・イシェール(イタリア)、アンジェラ・スタンフォード。さらに首位タイスタートの上原の5人が集団を形成している。
大会連覇を狙う上田桃子は、スコアを伸ばせず通算3アンダー8位タイ。ヤニ・ツェン(台湾)、表純子、吉田弓美子らと並んでいる。また、横峯さくらは通算2アンダー16位タイ。初日に73位と出遅れた有村智恵は、この日もスコアを4つ落として通算10オーバー。最下位の78位タイで2日目を終えている。
<イ・ボミ、好調なドライバーで独走へ>
コースレコード(2011年の第2ラウンドで横峯さくらがマークした63)にあと1ストロークに迫る圧巻の「64」は、絶好調のドライバーショットが原動力となった。初日と同様に読みづらい風が上空を舞う中、フェアウェイキープ率は実に100パーセント。「セカンドショットもピンに絡まってくれた」と、強風の中の18ホールを悠々と走り抜けた。
スタートホールの1番(パー5)で2オンに成功し、幸先良くバーディ発進。いずれも2m以内につけた6番、7番(パー5)の連続バーディで首位に立ち、完全にリズムを掴んだ。9番では8mをねじ込んで加速をつけると、さらに折り返し後の10番で5m、11番(パー3)では1mを決めて3連続。14番と15番でもピンに絡めてバーディを重ね、今季2勝目のチャンスを大きく引き寄せた。
今週から新しいトレーナーと合流し、念入りなストレッチを受けられていることもショット好調の一因に挙げる。さらに、「私がティショットを打つ時には風が止んでくれた。運も良かったです」と頬を緩ます。「今週は世界のトップ選手が集まっている中でプレーできて、すごく良い経験になっている」と話す舞台で、強豪たちを押しのけ主役の座に立とうとしている。
今大会で優勝すれば、2014年まで与えられる米国女子ツアーの出場権。「まだ結果が出たわけではないし、明日もどうなるか分からない。結果が出るまでは何も考えたくないです」。明日も、無心で頂点だけを目指す。