2日間ノーボギーで通算10アンダー首位タイに浮上した茂木宏美

◇国内女子◇伊藤園レディスゴルフトーナメント 2日目◇グレートアイランド倶楽部（千葉県）◇6639ヤード（パー72）

単独首位からスタートした有村智恵が「70」と2つ伸ばした一方、2打差で追う茂木宏美が「68」をマークして有村を捕らえ、ともに通算10アンダーで首位に並び立ち明日の最終日を迎える。

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通算8アンダーの3位タイに、イ・ボミ（韓国）と服部真夕。残り3試合の全勝が逆転女王への最低条件となる服部は、終盤まで首位に並んでいたものの17番（パー3）のダブルボギーで陥落した。通算6アンダーの5位タイに、上田桃子、佐伯三貴ら5人が続く。

服部と同じく、今週優勝を逃した時点で賞金女王の可能性が消える李知姫（韓国）と森田理香子は、それぞれ通算3アンダーの18位タイ、通算2アンダーの22位タイ。横峯さくらは3つ落とし、通算1アンダーの30位タイと大きく後退した。今週、2位タイ（2名まで）以上に入れば賞金女王が確定していた全美貞（韓国）は「74」と崩れ、通算2オーバーの55位タイ。今季初、約1年半ぶりとなる予選落ちを喫している。

＜茂木宏美、ベテランの底力みせたい＞
大会初日に2度の3連続バーディを奪い単独2位につけた茂木宏美が、2日目は2連続バーディが2回。2日間ノーボギーで通算10アンダーの首位タイに浮上した。昨年の「ヨネックスレディスゴルフトーナメント」以来となるツアー6勝目へ一歩近づくと「明日はベテランの底力を見せて優勝したい」と意気込む。

現在35歳の茂木は女子ツアーの中では自他共に認めるベテラン。「男子の試合も録画で見るのですが、やはりベテランが頑張ると、ツアーが盛り上がる。若い選手と違っていろいろ経験を積んで来ましたので、それを発揮して私なりのプレーで優勝したい」。男子で賞金ランキング首位に立つ、藤田寛之などの活躍が刺激になっているという。

初日はショットが冴えて、この日はパッティングでスコアをまとめた茂木は「最終日は精神力の戦いだと思います。ベテランの役割を女子でも発揮したい」と、現在日本ツアーで中心選手ともなった24歳の有村智恵を意識した戦いに挑む。