沖縄県の琉球ゴルフ倶楽部で開催されている、国内女子ツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」の2日目。韓国の具玉姫が、コースレコードを2つ更新する「62」をマークし、7アンダー単独首位に立った。

初日3オーバー55位の具は、10番ホールからスタートし、いきなり3連続バーディを奪い勢いに乗った。前半4アンダーで折り返すと、2番からは4連続バーディ。さらに8、9番を連続バーディでフィニッシュ。54選手をゴボウ抜きした。

＜＜　下に続く　＞＞

首位に1打差の6アンダー単独2位は台湾の魏ユンジェ。5バーディ、1ボギーで6位グループから浮上してきた。2001年のプロテストにトップ合格した魏は、当時から実力を持ち合わせ、昨シーズンは賞金ランク13位。今年ツアー初優勝の期待がかかる一人だ。

そして5アンダー3位には、不動裕理、東尾理子、高橋美保子の3人が並んだ。4年連続の賞金女王を狙う不動は、5ストローク伸ばし早くも優勝争いに加わってきた。一昨年と同じように、開幕戦で優勝し賞金レースを突っ走るのだろうか。

初日4アンダー首位の東尾理子にとっては、我慢の1日だった。1番から13番ホールまで全てパー。周囲がスコアを伸ばしていたが、最終組は蚊帳の外。14番でようやくバーディを1つ奪ったが、17番でボギー。しかし、今年の東尾はこのままでは終わらない。最終18番パー5でバーディを奪い、優勝争いに止まっている。

地元沖縄出身のアマチュア勢だが、初日5オーバー81位と大きく出遅れた宮里藍は、1ストローク伸ばし4オーバー49位タイ。中学1年生の宮里美香も、同じく4オーバーで決勝ラウンド進出を決めた。