【女子プロファッションチェック】ヴァーナルレディース1R/宅島美香
2003年 ヴァーナルレディース
期間:05/16〜05/18 場所:福岡センチュリーGC(福岡)
村井真由美が4アンダー首位。片山真里は兄妹優勝を狙う!
国内女子ツアー「ヴァーナルレディース」が、福岡県の福岡センチュリーゴルフ倶楽部で開幕した。先週東京で行われたツアーだが、今週は再び西日本に移動。気温も20度を超え、時折見せる晴れ間に汗ばむ闘いとなっている。
初日単独首位に立ったのは、4アンダーをマークした村井真由美。10番ホールからスタートした村井は、しばらくパーセーブを繰り返すと17番から連続バーディを奪い後半も2ストローク伸ばした。村井は1999年の公式戦「日本女子オープンゴルフ選手権競技」以来優勝から遠ざかっている。
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首位に1打差の3アンダーには台湾の魏ユンジェと曽秀鳳。そして長身を生かした飛距離でスコアを伸ばす大山志保と白戸由香の4人が並んでいる。今シーズンの白戸は、2週前のカトキチクイーンズで3位に入り自己最高位を記録。ツアー初優勝まであと一歩のところまで来ている。大山も開幕戦以外予選を通過し賞金ランキングは現在21位。優勝も狙える力がついてきた。
さらに1打差には木村敏美、高又順といったベテランに挟まれ、プロ入り2シーズン目の片山真里が入っている。兄晋呉も日本プロゴルフ選手権で上位に浮上してきたが、妹もスコアを伸ばし兄妹同時優勝を果たすことが出来るだろうか。
今大会は福岡県で開催されていることもあり、地元出身の東尾理子の組には多くのギャラリーがついていた。出足から2連続ボギーを叩き苦しいスタートになった東尾は、前半9ホールで4オーバーとスコアを崩した。しかし、後半は2バーディ、2ボギーで耐え46位。2日目にスコアを伸ばしギャラリーの声援に応えたいところだ。
先週の日本ツアー陣は、アニカ・ソレンスタムの圧倒的な強さの前になす術がなかった。今週は高額賞金もかかっているだけにハイレベルな闘いが期待される。