愛知県のザ・トラディションGCで開催されている、国内女子ツアー「リゾートトラストレディス」。難コースに各選手スコアメイクに苦しんでいたが、2日目を終了してアンダーパーは4人しかいなくなってしまった。

周囲がスコアを崩す中、淡々とマイペースでプレーを続ける不動裕理が6アンダーをマーク。2位に4打差をつけて単独首位に浮上した。スタートの1、2番で連続バーディを奪い、4、5番もバーディ。後半も3バーディ、1ボギーで2つ伸ばした。「中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン 」でシーズン2勝目を上げた不動は、先週休養を取った。自身の2週連続優勝が目前に迫っている。

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不動を4打差で追うのはベテランの城戸富貴と、好調の魏ユンジェ。2人は初日2アンダーで首位タイに立っていたが、この日はスコアをキープするのが精一杯だった。先週の「廣済堂レディスゴルフカップ 」で2位に入っている魏は、今週こそ優勝を狙っている。しかし、目の前に立ちはだかっているのは4年連続賞金女王を狙う不動だ。新鋭がどこまで喰らいついていけるか最終日の展開が楽しみだ。

1アンダー単独4位には、スコアを1つ落とした韓国の李知姫。1バーディ、2ボギーで耐えた李には、爆発力もあるだけに楽しみな存在だ。そしてもう一人、同じく韓国の韓智淵がイーブンパ－の5位グループにつけている。現在2位の魏とはプロ入りが同期だが、デビューは昨年というニューフェイスだ。アジアの若手が上位を占めるようになってきたが、日本の若手の台頭が待ち遠しい。

若手と飛び越えて、好位置につけているのはアマチュアの横峯さくらだ。今週はライバルの宮里藍が出場しておらず、予選2日目には同じくアマチュアで中学2年生の金田久美子が失格になり姿を消した。アマチュアとして唯一予選を突破し、現在1オーバーの9位。横峯が最終日にどこまで伸ばしてくるかも楽しみだ。