前週メジャーを戦った疲れをものともせず、通算10勝目を達成した大山志保

北海道の札幌国際CC島松コースで開催されている、国内女子ツアー第16戦「明治チョコレートカップ」。2日間首位をキープする大山志保が逃げ切るのか、追いかける選手がどこまで大山を追い詰めるのか注目の最終日がスタートした。

初日に6アンダーをマークした大山だが、2日には出入りの激しいゴルフでスコアを伸ばせず辛うじて首位をキープ。最終日も2日目のゴルフを引きずり、3番でダブルボギーが先行してしまった。大山と2打差の4アンダーでスタートした西塚美希世が5番でバーディを奪いこの時点で2人が並んだ。

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ところが、昨年の賞金女王として意地を見せたい大山は、続く6番パー5で8メートルのバーディパットを沈めると、7番でも連続バーディを奪い再び単独首位。この日、5ストロークスコアを伸ばし追い上げてきた諸見里しのぶも振り切って通算7アンダーで優勝を果たした。

先週は米国で行われた「全米女子オープン」に出場し、帰国早々の優勝。渡米前の「全英リコー女子オープン」出場資格を掴んだ「ニチレイPGMレディス」に続き2試合連続優勝を果たした。大山はプロ入り7年目にしてツアー通算10勝目を達成。「以外に早く達成することが出来ました。遠い目標ですが、次は永久シード（30勝）を目指して1つ1つ頑張ります」。昨年は8月に月間3勝を達成するなど、夏に強い大山の本格的なシーズンがやってきた。