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雨は激しさを増したが、米山みどりがノーボギーで首位キープ

国内女子ツアー「フジサンケイレディスクラシック」の2日目。天気予報が当たったのは午前中だけ。午後に入ると前日を上回る雨足に加え、雷まで接近した。最終組が16番のティグラウンドに上がったとき、プレー中断のサイレンが鳴った。中断は短く、全員がホールアウトできたが、最後まで雨が弱まることはなかった。

そんな悪条件の中、ボギーを叩かず我慢のラウンドをした米山みどりが、スコアを1つ伸ばして5アンダーで単独首位をキープしている。「パターが届かない! ラインには乗っていると思うが、ショートしてしまう。前半は雨が降っていなかったので、もう少しグリーンが速いのでは、という思いが先になってしまい、打ち切れなかった。

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米山にとって、チャンスでバーディを奪えなかったことは悔しいが、目標としていた「3パットなし」をクリアできた。中断となったのが、難しい16番のティショットだったので、不安だったというが、無難にこなしていた。

そして、2打差の2位に浮上したのがベテランの具玉姫。悪天候にもかかわらず、コースレコードタイの66ストロークでラウンドし、20位から一気に浮上してきた。

「最終18番では、5メートル以上あったけど入れとけば良かった。今日はパットが読んだ通りに打てた。タッチが良かった」久しぶりのチャンスに、自らも「優勝のチャンスですね」というが、逆転優勝なるか注目したい。

具と並んで2位で踏ん張っているのは藤井かすみ。この日はボギーが先行したが、2バーディ、2ボギーのイーブンパーでラウンドし3アンダーをキープしている。ここまでの3人だけがアンダーパー。

イーブンパーの4位には、注目のアマチュア宮里藍を始め6人が並んでいる。初日イーブンパーの71で7位につけていた宮里は、前半2つ伸ばし一時は3位に浮上した。しかし、後半の激しい雨と雷の中、スコアを伸ばせず、中断後の17番パー5ではバーディを奪ったのだが、18番で4パットを叩きダブルボギーにしてしまった。

「17番でバーディを取れて『よし!』と思ったのですが、ちょっと気合いを入れすぎました。4パットは悔しいを通り越してショックです」

この日宮里と同じ組でラウンドした、日本女子アマチュア選手権の覇者 上原彩子は、ボギーが止まらず7ストローク落として予選落ちになってしまった。

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2002年 フジサンケイレディスクラシック



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