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大金、中野がトーナメントをリード

曇り空の中行われた長崎開催の紀文クラシック。3アンダーでトップスタートを切ったのは大金寿子と中野晶。1打差の3位グループには今季6勝の不動裕理を筆頭に安井純子、武田久子ら実力選手10人がひしめき合っている。1アンダー13位には先週の富士通レディースを制した大場美智恵など、ここにも10人が並び、初日から大混戦の模様となっている。

3番ホールをトリプルボギーとしながらも、6つのバーディに恵まれて首位スタートとした中野晶。グリーン左奥がOBゾーンの3番では「打ちなおしたのも左で、痛い目にあいました」 逃げ道のあるようで無いのがこのコース。「今日は綱渡りの連続のような感じで、精神的に疲れました」

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安井純子と同組でラウンドして「安井さんも調子よくはなかったと思いますが、“ここに打つんだ”という強い気持ちでのぞんでいるのが伝わってきて、私も逃げてばかりじゃ駄目と思わせてくれました」 ラッキー、アンラッキーではなく、綿密な計算を要求されるような気がするという。「頭の中は大変でしたよ。風が吹いたら本当にイヤ」 頭脳ゲームとどこまで精神力が持つかの戦いになりそうだ。

大金寿子は4バーディ、1ボギー。ショットがよく、アイアンの距離感も合ってバーディチャンスが多く来た。「久し振りのわりにはいいゴルフができました」 昨年のオフには腰痛に悩まされて、思うように練習ができなかった。「その後のトレーニングで前より、今のほうがいいみたい。これまで大きな故障はなかったけど、今後はプロとして体のことをキチッと管理しなければと思いましたね」

不動裕理は15番から3連続バーディを決めて最終的に上位に食い込んできた。「上がりの3連続はビックリしました。それまであまりバーディチャンスがなかったのに、急にぴったりつき始めましたので」 賞金レースダントツのトップだが、気持ち的には先週休んだ分も含めて「2週間分稼がなきゃ」という。

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2000年 樋口久子・紀文クラシック



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