石川遼/連載コラム&2013年スイング集
1999年 那須小川レディスプロゴルフトーナメント
期間:04/23〜04/25 場所:那須小川GC(栃木)
またも若手が初日をリード!
1999/04/23 18:00
約1カ月のブランクをおいて始まった女子ツアー。男子のキリンと呼応したかのように韓国の韓煕圓がノーボギーのラウンドで初日をリードした。大学を休学して昨年プロ入りし、日本ツアーでも初登場でいきなりシードを確保した逸材だ。「今日は満足です。パターがけっこう入ってくれたしショットも良くなってきました」
この1カ月は韓国に帰っていた。サンダス女子オープン、韓国女子オープンなどに出場。日本には日曜に戻ってきたばかりだ。「今年こそ早く1勝したいです。明日も今日と同じように3か4つ伸ばして、ボギーを叩かないようにしたいです」
1カ月前に初優勝したばかりの平尾名芳子が、今週もまた好調だ。4バーディ、2ボギー。「好調というほどでもないです。アプローチで拾っていけたから、まずまずの成績になっただけです。納得はしていません」
ブランクがあったとはいえ、優勝の次の大会で悪いゴルフはしたくなかった。「とりあえず2アンダーでホッとしました。1カ月あったので、気持ちの切り換えができたのだと思います」
再春館の勝利は地元優勝だった。会う人会う人に「おめでとう」と言われ続けた。だから、浮かれないように、気をつけた。優勝は嬉しかったし喜びは十分味えたが、しかし翌週からは気持ちを切り換えようと練習を続けた。まだ25歳。
この2人と較べると大ベテランということになりそうだが、村口史子も5バーディ、3ボギーとまずまず。「オープンウィークの間に初めてマスターズに行ったんです。コースがきれいだし、ギャラリーもよくゴルフを知っている。すごくいい雰囲気で、なんか自分も頑張ろうという気になってしまいました」