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猛暑の最終日、大逆転

暑かった。風も強く吹いた。前日の上がりホールを信じられないボギー、ダボで終えた坂上晴美が、そのまま最終日もまさかの81(39-42)で派手に41位まで転落してしまった。

上がってきたのはやはりベテラン選手。高村亜紀服部道子村口史子などが浮上してきたが、今季1勝の大ベテラン安井純子がつっ走って6アンダーの優勝。ソレンスタムも調子を崩す意外な展開だった。

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安井純子はずーっとおとなしいラウンドだった。9番でようやく初バーディ。と思ったら10番で3Wのセカンドがグリーンをとらえてのイーグル。11番でボギーが出たものの13番16番でバーディ。結局この日は68。

「6位からのスタートだったし、優勝なんてあまり考えてませんでした。でも昨日、先生(島田プロ)に電話したときも粘れ・粘れ!と言われて。オマエのゴルフは粘りのゴルフなんだからって・・」

落ち着いてプレーできたという。これで今年は2勝目。「いままでの誕生日(7月25日)の中でいちばん良いプレゼントだったと思います。自分で言うのもなんですけど、目標スコアも何もない。ただ粘ったというだけなんです」

昨年はシード落ちした。そのままズルズルいきそうなところを5月の廣済堂で堂々のカムバック。と思ったら今度は2勝目。確かに粘り。執念だろう。「今年の誕生日だけど、年齢のことは書かんようにね」と念を押された。まだ40歳にはなっていない。

本命と思われたアニカ・ソレンスタムはボギー先行。結局3バーディ、5ボギーでホールアウトした。「風に悩まされた。残念です。このコンディションではいいスコアは出ないと思っていたのに・・・安井サンの6アンダーというのは立派です」

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1999年 住友VISA太平洋クラブレディース



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