2009年 明治チョコレートカップ
期間:07/10〜07/12 場所:札幌国際CC島松コース(北海道)
藤田幸希がバーディラッシュで首位タイ奪取!
北海道の札幌国際CC島松コースで開催されている、国内女子ツアー第16戦「明治チョコレートカップ」の2日目。朝から曇り空で、気温も18度と涼しく絶好のゴルフ日よりとなった。この好コンディションにビッグスコアを叩き出したのは、4オーバー44位タイからスタートした藤田幸希だった。
10番をバーディでスタートした藤田は、13番から怒涛の4連続バーディを奪いアンダーパーグループに入る。17番パー3は「欲が出てしまいました」と苦笑いのボギー。その後も藤田の勢いは止まらない。後半も2番、3番で連続バーディ、6番、そして上がり2ホールの8番、9番でもバーディフィニッシュ。この日9アンダーの「63」、トーナメントレコードタイ記録で通算5アンダーの首位タイに浮上した。
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その藤田に追いついたのは、1アンダー6位タイスタートの全美貞(韓国)。1番でボギーを叩くが、直後の2番から3連続バーディ。さらに12番、最終18番のパー5で着実にスコアを伸ばし通算5アンダーでホールアウト。安定感のあるゴルフを続けているだけに、最終日も崩れる気配を感じさせない。
1打差の通算4アンダー単独3位は、3アンダー首位タイからスタートした米山みどり。最終組はボギーが先行する嫌な流れが続いたが、米山は8番のバーディで3アンダーに戻すと、終盤の17番パー3ではピンをかすめるティショットで、ベタピンにつけバーディ。最終日も最終組でラウンドすることになる。
通算4アンダー単独4位は、韓国のナ・ダエ。前半は3バーディ、3ボギーと出入りの激しいラウンドだったが、終盤の16番から3連続バーディでフィニッシュし優勝争いに名乗りを挙げている。さらに1打差の通算3アンダー5位タイには、三塚優子と原江里菜の2人。
注目選手では、通算イーブンパーの10位タイに古閑美保、有村智恵などが並び、通算1オーバーの16位タイには横峯さくら、地元北海道出身の菊地絵理香、大塚有理子など。2試合連続優勝を狙う諸見里しのぶは、バーディを奪えずストレスの溜まるラウンド。通算2オーバーの21位タイに後退している。