史上ワーストの「141」 上原彩子に前代未聞の68罰打
2016年 伊藤園レディスゴルフトーナメント
期間:11/11〜11/13 場所:グレートアイランドC(千葉)
プロデビューの畑岡奈紗は20位で決勝へ 武尾咲希が単独首位
◇国内女子◇伊藤園レディス 2日目(12日)◇グレートアイランド倶楽部(千葉)◇6639yd(パー72)
日没順延となった第1ラウンドの残りに引き続いて第2ラウンドが行われ、通算1オーバー50位タイまでの57人が決勝ラウンドに進出。第2ラウンドを3位から出た武尾咲希が7バーディ、ノーボギーの「65」とし、通算10アンダーで単独首位に躍り出た。後続に3打のリードを築き、ツアー初優勝へ前進した。
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武尾は福島県出身の22歳。2015年のプロテストに合格し、今季は昨年末のQTランキング9位の資格でプレーしている。初のフルシーズンを戦う今季は32試合に出場し、賞金ランクは65位と来季シード(賞金50位以上)の圏外にいる。
この日はバーディとした全ホールで3m以内につけ、ショットにキレを見せた。第1ラウンド、第2ラウンドを通じてボギーなし。「思うようなゴルフができず予選落ちが続いた。でも悲観的にならないようにしていた」。あすは初めての最終日最終組。「緊張するかもしれないけど、徐々に慣れていければいい」と前を見据えた。
通算7アンダーの2位に、前年覇者で賞金ランク1位のイ・ボミ(韓国)と、同3位の笠りつ子。通算6アンダーの4位に大江香織、大山志保、原江里菜の3人が並んだ。さらに1打差の7位タイに、賞金ランク2位の申ジエ(韓国)、渡邉彩香、菊地絵理香、金田久美子ら11人が続く。
今週が国内プロデビューとなる畑岡奈紗は、通算3アンダーの20位タイで決勝ラウンドに進出を決めた。
なお、上原彩子が、初日に適用されていた地面がぬかるんでいる際の救済ルールの処置を誤っていたことが発覚。68罰打を科され、通算65オーバーで予選落ちする珍事があった。
【上位の成績】
順位/スコア/選手名
1/-9/武尾咲希
2T/-7/笠りつ子、イ・ボミ
4T/-6/大江香織、大山志保、原江里菜
7T/-5/申ジエ、服部真夕、辻梨恵、酒井美紀、金田久美子、葭葉ルミ、西山ゆかり、渡邉彩香、菊地絵理香、テレサ・ルー、李知姫
18T/-4/川岸史果、青木瀬令奈
20T/-3/畑岡奈紗 ほか