山下美夢有が”特別”な地で国内メジャー3冠「名を刻むことができた」プレーオフで吉澤柚月を破る
◇国内女子メジャー◇ソニー日本女子プロゴルフ選手権大会 最終日(13日)◇片山津ゴルフ倶楽部 白山コース(石川)◇6755yd(パー72)◇曇り(観衆5355人)
山下美夢有が吉澤柚月とのプレーオフを制し、国内メジャー3冠を達成した。レギュラーラウンドは2打差4位から「69」で回って通算9アンダー。18番で行われたプレーオフ1ホール目でパーにまとめて決着をつけた。国内ツアーでは通算14勝目。
2022年、23年年間女王で今季米ツアー2勝を挙げた25歳が、22年「サロンパスカップ」と22、23年「リコーカップ」に続くタイトルで史上11人目の偉業を達成した。「最終ホールまで緊張したけれど、たくさんのギャラリーの皆さんの前で優勝を届けることができた。この大会に出られてうれしかったし、こうして優勝できたことも本当にうれしい」と満面の笑みで喜びを口にした。
米ツアーを主戦場とする25歳は、2026年初めての国内ツアー参戦に特別な思いを持って臨んだ。母・有貴さんが、今年の舞台となった石川県出身。「石川の雰囲気も大好き」と、山下家にとって大切な場所だった。今季は6月の「マイヤーLPGAクラシック」と8月の「CPKC女子オープン」で2勝を挙げ、世界ランキング6位につける。日本勢の米ツアーメンバー11人が顔をそろえた強力なフィールドの中でも、ひときわ注目を集める存在だった。その期待に応えるように、世界で磨いてきた実力を日本でも証明。「名を刻むことができた。石川で優勝することができてよかった」と実感を込めた。
吉澤は2位から最終組を回って、ボギーなしの「70」をマークしたが、POでは1打目がラフ、2打目がバンカーに捕まり、パーセーブできず。22歳での国内メジャー初タイトル奪取による今季2勝目にあと一歩届かなった。
最終組を回った8月「AIG女子オープン(全英女子)」覇者の桑木志帆、首位から出た勝みなみはPO進出に1打及ばなかった。
なお今大会は米ツアーメンバーが異例の11人も出場したが、山下、竹田麗央、勝、畑岡奈紗、岩井明愛の5人がトップ10に入った。
<上位成績>
優勝/-9/山下美夢有
2/-9/吉澤柚月
3T/-8/桑木志帆、仲村果乃、竹田麗央、勝みなみ
7T/-6/畑岡奈紗、河本結、岩井明愛
10T/サイ・ペイイン、蛭田みな美、脇元華
<国内メジャー3冠達成者>
・大迫たつ子/日本女子プロ(以下プロ)4勝、日本女子オープン(以下オープン)2勝、JLPGAツアー選手権(以下ツアー)2勝/32歳322日
・森口祐子/プロ1勝、オープン2勝、ツアー3勝/30歳85日
・ト阿玉/プロ1勝、オープン3勝、ツアー3勝/30歳358日
・塩谷育代/プロ1勝、オープン1勝、ツアー1勝/34歳103日
・肥後かおり/プロ1勝、オープン1勝、ツアー2勝/35歳184日
・不動裕理/プロ2勝、オープン1勝、ツアー2勝/27歳355日
・福嶋晃子/サロンパスカップ(以下サロンパス)1勝、プロ1勝、ツアー1勝/34歳317日
・諸見里しのぶ/サロンパス1勝、プロ1勝、オープン1勝/23歳59日
・テレサ・ルー/プロ1勝、オープン1勝、ツアー2勝/27歳335日
・申ジエ/サロンパス2勝、プロ1勝、ツアー2勝/30歳134日
・山下美夢有/サロンパス1勝、プロ1勝、ツアー2勝/25歳42日
※達成順、年齢は達成時