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羽川豊、プレーオフの末、20年ぶりのツアー優勝!

埼玉県の森林公園ゴルフ倶楽部で開催された、国内シニアツアー「トータルエネルギーCUP PGAフィランスロピーシニアトーナメント」の最終日。4アンダーの8位タイからスタートした羽川豊が、初日から首位を守っていた佐藤剛平をプレーオフで破り、20年ぶりとなるツアータイトルを手にした。

通算7アンダーの3位タイには高松厚植田浩史湯原信光の3選手が続いている。大会ホストの白浜育男は、通算6アンダーの6位タイ、ディフェンディングチャンピオンの真板潔は通算3アンダーの22位タイとなっている。

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羽川豊「優勝ってこんなに嬉しいんだね!」>

この日8位タイからスタートした羽川は、スタートホールをバーディ発進とし、前半は2バーディ、1ボギーで折り返した。そして後半スタートの10番から12番で3連続バーディを奪い、首位を走る佐藤とはほぼ一騎打ちに。羽川が15番、16番でスコアを伸ばし単独首位に躍り出るも、最終組で回っていた佐藤が17番で10アンダーに並ぶと、勝負の行方はプレーオフへと持ち越された。プレーオフ3ホール目、佐藤の2打目はグリーン奥のラフへ運び、3打目を約1mに寄せた。それに対し、羽川はしっかりと2打目でグリーンを捕え、2パットでパー。プレッシャーのかかる佐藤のパーパットはカップに蹴られ、羽川が優勝を決めた。「優勝ってこんなに嬉しいんだね!」と、91年の「静岡オープン」以来、20年ぶりのツアー優勝に酔いしれた。

<2位の佐藤剛平「悔しさよりも充実感」>

初日、2日目と単独首位を守り続けた佐藤剛平だったが、今日は前半から出入りの激しいゴルフを展開。かろうじて守り続けた首位の座を、後続に一時は明け渡すというピンチを迎えた。しかし後半は粘りを見せ、10アンダーでホールアウトしていた羽川に追いついた。プレーオフでの敗北も、「悔しくなかったのが本音。充実感というのかな。収穫もたくさんありましたしね」とホッとした表情を見せる。「芳賀C.Cの支配人業もシニアツアープレーヤー活動もしっかり頑張るよ!」と宣言した佐藤、次戦「ファンケルクラシック」でこの悔しさ晴らせるか。

<大会ホストプロの白浜育男は6位タイでフィニッシュ>

大会ホストとして開幕戦を迎えた白浜育男は、最終日を通算5アンダーの3位タイで迎えた。2日目に大会最少スコアの「65」をマークしたが、最終日は「71」と思うようにスコアを伸ばせず6位タイで大会を終えた。「積極的にいきたかったけど、パットはショートが多かったですね。結果は残念ですが、大会のホストプロとしての自分の役割は果たせたかなと思っています」。

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2011年 トータルエネルギーカップPGAフィランスロピーシニアトーナメント



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