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井戸木鴻樹が単独首位!尾崎直は9位タイ

◇国内シニア◇富士フイルムシニアチャンピオンシップ 初日◇ザ・カントリークラブ・ジャパン(千葉県)◇6,953ヤード(パー72)

前戦「日本シニアオープンゴルフ選手権競技」で、ツアールーキーながらメジャータイトル獲得のチャンスにつけていた井戸木鴻樹は最終日を単独首位で迎えながら2位タイに終わった。その雪辱を狙い、ツアー最終戦は初日に6アンダーをマークして単独首位スタートを切った。

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前後半3つずつのバーディを積み重ねた井戸木がノーボギーでラウンドすると、2打差の4アンダー2位タイには昨年の賞金王、金鐘徳と東聡ブーンチュ・ルアンキットの3人。3アンダー5位タイは奥田靖己高松厚植田浩史グレゴリー・マイヤーの4人が並んだ。

現在賞金ランキングで首位に立つ尾崎直道は、2アンダー9位タイ。中嶋常幸室田淳加瀬秀樹羽川豊湯原信光友利勝良三好隆など13人の集団に飲み込まれている。

<井戸木が先週の雪辱を果たせるか、単独首位の好発進!>

「絶好調ですね」と明るい表情でクラブハウスに戻ってきた井戸木。「ようやく感じが掴めてきている。シニアツアーの雰囲気にも慣れてきた」と笑顔を見せた。井戸木は、先週の「第22回日本シニアオープンゴルフ選手権競技」で惜敗を喫した相手、フランキー・ミノザ(フィリピン)と同組で、9時50分にティオフ、スタートホールでは5mを沈めてバーディ発進を決めた。

「ショット、パットともに良かった。決めたいパットは入ってくれたし、ショットもフェアウェイから打てていた」と、7番、8番ではいずれも約2mを確実に決めてバーディ、さらに後半に入ってすぐの10番、11番を連続バーディとしてスコアを伸ばし、終わってみれば6バーディ、ノーボギーの「66」をマークした。「え?今日ノーボギー?それはすごいな」と、自らも認めるナイスラウンドで、先週の悔しさを晴らすかのごとく、後続に2打差をつけて単独首位に立った。

井戸木は明日、自身51歳の誕生日を迎える。「この前50歳の誕生日だと思ったのに、もう51歳かという感じ。早いと感じる分だけ、集中できた1年だったのかもしれない」と、昨年、デビュー戦となった今大会から、ここまでを振り返る。「最終戦は、必ずチャンスが来ると信じて頑張ります」。井戸木が誕生日に味わう美酒は、どうか明後日にとっておきたい。

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