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奥田靖己が悲願のシニア初優勝 室田淳が賞金王戴冠

◇国内シニア◇富士フイルムシニアチャンピオンシップ 最終日◇ザ・カントリークラブ・ジャパン(千葉県)◇6,947ヤード(パー72)◇

国内シニアツアー「富士フイルムシニアチャンピオンシップ」の最終日は、初日から首位を守る奥田靖己と、賞金王戴冠のかかる室田淳の一騎打ちとなり、4バーディ、ノーボギーの「68」で回った奥田が通算12アンダーで、完全優勝で悲願のシニア初優勝を飾った。最終18番のボギーで2週連続優勝を逃した室田は、それでも、通算10アンダーの単独2位で、今季獲得賞金を5007万4000円に乗せ、最終戦を残して2007年以来3度目の賞金王を獲得した。

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1番(パー5)でイーグルを奪うなど3打差スタートから猛然と追い上げた室田に、途中はかわされた奥田だが、持ち味のボギーを叩かない確実なプレーで食い下がり、通算11アンダーで並んで最終18番へ。室田が第2打をグリーン左サイドの池に入れてボギーとしたのに対し、奥田はしっかりバーディを奪って2打差をつけるフィニッシュとし、うれしいシニア初優勝をもぎ取った。

奥田、室田と同じ最終組でスタートした芹澤信雄は、優勝争いに加わることができず、通算9アンダーの3位。通算6アンダーの4位にアーマド・ベートマン(カナダ)が入り、通算5アンダーの5位タイには倉本昌弘羽川豊清水洋一の3選手が並んだ。

なお、大会ホストプロの青木功は2バーディ1ボギーの「71」をマークして、大会初日に続く1大会2度目のエージシュートを達成。国内ツアーでは初の快挙で会場を盛り上げ、通算イーブンパー24位タイで大会を終えた。

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