好調!上田桃子のスイングをスーパースローで見る
2011年 ウェグマンズLPGAチャンピオンシップ
期間:06/23〜06/26 場所:ローキャストヒルCC(ニューヨーク州)
Y.ツェンが首位キープ! 桃子が10位に浮上、藍は予選落ち
米国ニューヨーク州のローキャストヒルCCで開催されている、今季の米国女子メジャー第2戦「ウェグマンズLPGAチャンピオンシップ」の2日目。単独首位からスタートしたヤニ・ツェン(台湾)が2ストローク伸ばし、通算8アンダーでその座をキープしている。
通算7アンダーの単独2位に、14位タイから浮上したパット・ハースト。通算6アンダーの3位タイに、モーガン・プレッセル、ミネア・ブロームクイスト(フィンランド)、パク・ヒヨン(韓国)が続く。日本勢では、3ストローク伸ばした上田桃子が通算3アンダーの10位タイに浮上。宮里美香は伸び悩んだが、通算イーブンパーの38位タイで決勝ラウンドに進出した。
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一方、有村智恵と野村敏京は僅か1ストローク及ばず、通算3オーバーの79位タイで予選落ち。宮里藍も通算4オーバーの92位タイで予選落ちを喫している。
<P.ハースト、13年ぶりのメジャーVなるか?>
第2ラウンドを10番からスタートしたパット・ハーストは11番(パー5)で早々にバーディを先行させ、勢いに乗った。15番からは3連続バーディ。15番ではグリーン奥からチップイン、16番では12メートルを沈めた。「今日はとても良いプレーだった。うまく球を捉えられていたし、最後にいくつかのパットを決めることもできた。うまくいったわ」。一昨年の2009年3月「マスターカードクラシック honoring アレヨ・ペラルタ」を最後に勝利からは見放されている。42歳のベテランは1998年「ナビスコ・ダイナ・ショア」(現クラフトナビスコチャンピオンシップ)以来、メジャー通算2勝目を狙う。
<「70」でもヤニ・ツェンは単独トップを維持>
単独首位をキープしても世界ランク1位の“女王”はちょっぴり不満顔だった。6アンダーから出ると、前半の13番から3連続バーディ。しかし折り返しの18番ではダブルボギーとするなどトラブルも。スコアを2つ伸ばすにとどまり「今日のゴルフにはちょっとがっかりしている。ショートパットを2度ミスしてしまったのがとっても残念」と苦笑いを浮かべた。それでも絶好の位置で決勝ラウンドを迎えることに変わりはない。「でもまだリードをしているし、残り2日間がとても楽しみ」と余裕すら感じられる。
<プレッセル、ブロームクイスト、パク・ヒヨンが2打差を追う>
トップのヤニから2打差につけている3人は、いずれも2日間連続で「69」をマーク。2007年の「クラフトナビスコチャンピオンシップ」女王、プレッセルはメジャー通算2勝目へ向け、好位置で折り返した。パクは今季、日米ツアーを通じて1度もトップ10入りが無いが、今大会はここまで36ホールでボギーが1つと安定感が光る。ブロームクイストとともに、米ツアー初優勝へ向け、息の抜けない決勝ラウンドとなりそうだ。