ヤニも参加!ポーラ、ウィら人気海外女子プロたちの脳内分析
2011年 ウェグマンズLPGAチャンピオンシップ
期間:06/23〜06/26 場所:ローキャストヒルCC(ニューヨーク州)
Y.ツェンが独走、上田と美香は9位タイに浮上!
米国ニューヨーク州のローキャストヒルCCで開催されている、今季の米国女子メジャー第2戦「ウェグマンズLPGAチャンピオンシップ」の3日目。単独首位からスタートしたヤニ・ツェン(台湾)が5つ伸ばして通算13アンダーとし、2位に5打差をつける独走態勢に。メジャー通算4勝目に大きく前進し、明日の最終日を迎える。
通算8アンダーの2位タイで追うのは、モーガン・プレッセルとシンディ・ラクロス。通算6アンダーの単独4位にパク・ヒヨン(韓国)、通算5アンダーの5位タイにクリスティー・カー、ステーシー・ルイス、ポーラ・クリーマー、ミーナ・リー(韓国)が続く。日本勢では、宮里美香が4つ伸ばし、上田桃子とともに通算4アンダーの9位タイに浮上している。
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<ヤニ・ツェンがメジャー通算4勝目へ王手>
世界ランク1位のヤニ・ツェンが昨年の「全英リコー女子オープン」以来となるメジャー制覇に向け、盤石の態勢を整えた。2位に1打差をつけてスタートすると、前半に2つバーディ。後半には4つのバーディ(1ボギー)を奪って、その差を5ストロークにひろげた。昨年の「全英―」でLPGA史上最年少の若さでメジャー通算3勝を達成したが、22歳で迎えた今大会を勝つと、朴セリ(韓国)の24歳の記録を塗り替え、またも史上最年少でメジャー通算4勝目を挙げることになる。
<昨年女王が5位タイまで浮上>
クリスティ・カーが5バーディ、ボギーなしの「67」をマークし、通算5アンダーの5位タイに浮上。ディフェンディングチャンピオンとしての意地を見せた。特に後半インで4つのバーディを量産。上位へと顔を出した。前日の第2ラウンドでは「いままでゴルフをした中で一番悪いくらいのショットだった」という出来。パーオンしたのは半分以下の8ホール、フェアウェイキープもパー3を除く14ホール中5ホールだったが、この日フェアウェイを外したのは2ホールだけと一夜にして安定感を取り戻した。
<美香は4つ、桃子は1つ伸ばして9位タイに>
予選ラウンド2日間、いずれもイーブンパーと静かなスコアを展開してきた宮里美香が3日目に「68」と猛攻を見せた。2番でバーディを先行させた直後の3番から2連続ボギーをたたくが、7番以降5つのバーディを奪取。過去のメジャー最高位、今年の「クラフトナビスコチャンピオンシップ」の7位を上回ることができるだろうか。上田桃子はアウト、インの出だしでいずれもボギーを叩くなど5バーディ、4ボギー出入りの激しい展開ながらもスコアを一つ伸ばした。