米国女子ツアー「ビッグアップルクラシック」最終日
2002年 サイベースビッグアップルクラシック
期間:07/25〜07/28 場所:ワイカギルCC(ニューヨーク州)
A.ソレンスタムが首位に浮上!パーク&ハンの韓国勢も奮起している
米国女子ツアー「サイベースビッグアップル・クラシック」の3日目。単独首位に立っていたケリー・キーニーが、スコアを崩し優勝争いから脱落。代わって首位に上がってきたのはアニカ・ソレンスタムだった。
初日イーブンパーと出遅れぎみだったソレンスタムだが、2日目に5ストローク伸ばし3位まで浮上。そして、計算通りなのか3日目にも7ストローク伸ばして12アンダーの首位に浮上した。
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5番ホールまでパーセーブを繰り返したソレンスタムは、6番から3つバーディを奪い後半に入った。10番で21ホールぶりにボギーを叩いたが、その後5つのバーディで12アンダーまで伸ばした。
ソレンスタムを上回る8ストローク伸ばしたのが、韓国のグロリア朴(パーク)だった。パークは、初日にボギーを2つ叩いただけで、この日は8つのバーディを量産した。通算12アンダー首位タイで最終日を迎え、ツアー2勝目を狙う。
実はこのパークは、再来週の8月4日から滋賀県の信楽カントリー倶楽部で開催される、日本女子プロゴルフ協会のプロテストを受けることになっているのだ。昨年9月に行われたウィリアムズ選手権でツアー初優勝を挙げているパークが、日本ツアーの正式なライセンスを取得するためにプロテストを受けることになっている。
米国ツアーでも十分活躍できる選手が日本ツアーにやってくることは、人材流出が騒がれる日本ツアーにとって喜ばしいことだ。日本の選手としては、賞金のあら稼ぎをされては困るので良い刺激になるだろう。
日本から米国に渡って挑戦をする選手では、片野志保が唯一決勝に残っている。3オーバー61位とギリギリで予選を通過したのだが、この日は3バーディ、3ボギーのイーブンパーで踏ん張った。順位も55位まで上げている。