全英女子最終日/スタップルズ、「今日の主役は私かも、と思った」
2002年 ウィータビックス全英女子オープン
期間:08/08〜08/11 場所:ターンベリーGC(スコットランド)
ウェブ、朴が好スタートし、アニカは出遅れた。日本勢は全滅の危機!!
今年最後の女子メジャー「全英女子オープン」が、スコットランドのターンベリーで開幕した。初日首位に立ったのは、7アンダーをマークした台湾のC.クンだった。
先週行われたウェンディーズ選手権では、最終日に優勝争いに加わったのだが、終盤スコアを崩してしまった。しかし、好調なゴルフが続いているようで、この日のクンは7バーディ、ノーボギーと危なげないゴルフだった。
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そして、首位と1打差にカリー・ウェブが好スタートを見せた。4つあるパー5で確実にスコアを伸ばし、7バーディ、1ボギーという内容だった。今シーズンのウェブは、昨年までの勢いが見られず、8月に入って未だ優勝から遠ざかっている。メジャーに強いウェブだけに、今週はこのままスコアを伸ばすことができるか注目される。
さらに1打差の5アンダーには、ディフェンディングチャンピオンの朴セリと、レイチェル・テスキなど4人が並んでいる。この日一番注目されたのが、朴とアニカ・ソレンスタムの組だった。第1ラウンドは朴に軍配が上がった。スタートの1番でボギーを叩いた朴だが、その後6つのバーディを積み重ねた。連覇に向け絶好のスタートになった。
一方ソレンスタムは、1番で幸先の良いバーディを奪い、3番でもスコアを伸ばした。しかし、5、7、9番でボギーを叩くと、後半もスコアを伸ばせず1オーバーで初日のラウンドを終えた。61位と大きく出遅れてしまったが、ソレンスタムの実力を考えると、2日目以降に盛り返してくるだろう。
今週は日本から7名が出場しているのだが、全滅の危機になってしまった。最もスコアが良かったのは、2オーバー86位の久保樹乃、木村敏美の2人。3オーバー97位に小林浩美と藤井かすみが続いている。
昨年7位に入る活躍を見せた藤井は、その実績が買われ、ビッグネームとの組み合わせになっている。注目の朴、ソレンスタム組のすぐ前に、ジュリー・インクスターとローラ・ディアスと共にラウンドしたのだ。この組ではディアスが3アンダーまで順調に伸ばしたが、インクスターは藤井と同じ3オーバーと大きく出遅れてしまった。