賞金女王は逃したが、その存在感はやはり別格！ 暫定単独首位に立ったL.オチョア（Scott Halleran /Getty Images）

米国女子ツアー最終戦「LPGAツアー選手権」が、テキサス州にあるヒューストニアンG＆CCで開幕。日没サスペンデッドとなる中、ロレーナ・オチョア（メキシコ）が6アンダーで暫定単独首位に立っている。

今季最終戦は、米国女子ツアーのポイントランキングを主催している「ロレックス」がスポンサーとなり始まった新規イベント。その初日は日没によりサスペンデッドとなる中、女王オチョアが存在感を見せつけた。INからのスタートとなったオチョアの前半、スタート、上がりホールでのバーディを含む3バーディ1ボギーで折り返す。後半は2番から連続バーディを決めると、ボギー後のラスト2ホールで再び連続バーディを決めてフィニッシュ。シーズン最後を勝利で締めくくるべく、6アンダー、暫定単独首位で初日を終えている。

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期待の宮里藍は立ち上がりの3番でバーディを奪い、順調な滑り出しを見せたが、すぐ後の5番から連続ボギーを叩いてしまう。8番でバーディを決め、イーブンに戻して迎えた後半は13番でこの日3つめのボギーを叩き1オーバー。この後、スコアを戻すことはできず、そのままホールアウト。1オーバー、暫定49位タイと出遅れてしまった。また、宮里美香は、2バーディ4ボギー、2ダブルボギーと大乱調。6オーバー、暫定109位タイと早くもカットラインに黄信号が灯っている。

オチョアを追う上位陣に目を向けると、5アンダー、暫定単独2位にレイリー・ランキン、4アンダー、暫定単独3位にテイラー・レオンという、今季これまで目立った活躍をしていなかった2人が続いている。今季賞金女王を確定している申智愛（韓国）は、2アンダー、暫定9位タイで初日を終えている。新女王がこれからどんなプレーを見せるかにも注目だ。