フロリダ州にあるギンReunionリゾート＆クラブで開催されている、米国女子ツアー第8戦「ギンオープン」の最終日。ロレーナ・オチョア（メキシコ）が去年の惜敗の借りを返すと共に、同ツアーのタイ記録となる4週連続勝利を果たしている。

女王は止まらない。単独首位でスタートしたオチョアであったが、2位のヤニ・ツェン（台湾）との差はわずか1ストローク。前半、5番で1度だけ首位を譲ったものの、再び単独首位に立った8番以降は、決して前を行かせない貫禄のゴルフを披露。最終的に通算19アンダーとし、早くも今季5勝目を挙げている。4週連続勝利は、2001年にアニカ・ソレンスタム（スウェーデン）が達成して以来4人目の快挙。この強さはいったいどこまで続くのか？ 今後もオチョアから目が離せない。

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首位から1打差の単独2位からスタートしたツェンは、逆転優勝を狙い、前半から果敢に攻め、一時は単独首位にも立った。再び首位を譲った後、後半スタートホールでイーグルを奪い、首位に肉迫するも、ここで息切れ。13番以降、3つのボギーを叩き万事休す。通算16アンダー、単独2位のまま大会を終えている。しかしながら、女王を追い詰めた新人に今後も注目しておく必要があるだろう。

通算11アンダーの3位タイには、スーザン・ペターセン（ノルウェー）とテレサ・ルー（台湾）が食い込んでいる。また、宮里藍は2つスコアを伸ばし、通算4アンダーの25位タイでフィニッシュ。上田桃子は、通算1アンダーの44位タイで大会を終えている。