2008年 ステートファームクラシック
期間:07/17〜07/20 場所:パンサークリークCC(イリノイ州)
納得の19位タイフィニッシュ、欧州2連戦へと乗り込む!
「ステートファームクラシック」も最終日を迎えた。宮里藍は、前日の再浮上により通算9アンダーの25位タイ。朝から強い風が吹く中、1番ティからスタートを切った。「風が強かったので、我慢をしながらプレーしようと思った」との戦略プランを立てた宮里だったが、3日連続でボギーとしている苦手な3番パー4。2打目を左に引っ掛けてラフに打ち込み、1メートルのパーパットも外してボギーとしてしまう。しかし、直後の4番パー4では2打目をピンに絡め、バーディを奪取。7番パー4でもピン下3メートルをねじ込み、バーディを先行させて前半を終える。
「ショット、パットとも良い感じでしたが、風を計算できていないホールもあった」という宮里。その不安がショットに影響したのか、10番パー4ではラフからの2打目がダフり、3オン2パットのボギー。それでも、そのままズルズルと崩れないのが今の宮里だ。12番パー4ではピン上2メートル、15番パー4ではピン上1.5メートルとバーディを重ね、最終的にはこの日4バーディ、2ボギーの「70」。通算11アンダーの19位タイと、さらに順位を上げて大会を終えた。
昨年は最終日に途中棄権と、無念を募らせ会場を後にした今大会。「今週は始まる前から去年の思いとかがありましたが、悪いイメージに惑わされずにプレーできました」と納得の表情を見せた。次週はフランス開催の「エビアンマスターズ」、そしてメジャー最終戦「全英リコー女子オープン」へと続く。「時差の調整は得意な方なので大丈夫ですが、気温の変化が激しくなるので体のケアをしっかりしないと。あまり無理はしないようにしたいですね」と宮里。「80パーセントの状態には持って来られています。あとは勝利への強い気持ちを持つことと、運も実力の内というから1%の運も必要かな」と、メジャーに向けての調整も順調に進んでいるようだ。