笹生優花が優勝会見 トロフィー「キッチンにそのまま」100万ドル賞金「貯めておく」
2022年 全米女子オープン
期間:06/02〜06/05 場所:パインニードルズ・ロッジ&GC(ノースカロライナ州)
賞金“倍増”の全米女子オープンで笹生連覇は 畑岡、渋野、西郷ら日本勢15人参戦
◇海外女子メジャー◇全米女子オープン presented by プロメディカ 事前情報◇パインニードルズ・ロッジ&GC(ノースカロライナ州)◇6638yd(パー71)
77回目を迎える「全米女子オープン」がスケールアップして6月2日(木)に開幕する。非営利の健康福祉団体「プロメディカ」と冠スポンサー契約を結び、賞金総額は前年550万ドルの2倍近い1000万ドル(約12億7000万円)に増額。優勝賞金も180万ドルとなり、女子ゴルフ史上最高額だった昨季最終戦「CMEグループ ツアー選手権」の150万ドルを上回る(今季のツアー選手権は優勝賞金200万ドルに増額)。
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ノースカロライナ州サザンパインズのパインニードルズ・ロッジ&GCが舞台となるのは大会最多の4回目。初めての開催となった1996年はアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)が制した。4日間の合計272ストロークは99年のジュリ・インクスター、2015年のチョン・インジ(韓国)と並ぶ大会最少記録として残る。51歳となったレジェンドは昨年「全米シニア女子オープン」優勝の資格で08年以来のメジャーにカムバックを果たす。
昨年大会は笹生優花が畑岡奈紗とのプレーオフの末、大会最年少記録に並ぶ19歳11カ月17日で頂点に立った。連覇を成し遂げたのは過去7人。最後の達成者となっているカリー・ウェブ(オーストラリア)が01年にタイトル防衛を飾ったのが、このパインニードルズでもあった。
今季1勝の畑岡は昨年の雪辱、そして悲願のメジャータイトルに挑む。これまで6人が2位惜敗の翌年に優勝し、1976年のジョアン・カーナーが最後となっている。歴史に刻むリベンジで栄光への道をこじ開けたい。
一時帰国していた渋野日向子は約1カ月ぶりとなる主戦場へ。古江彩佳は前週「バンク・オブ・ホープLPGAマッチプレー」で5日間7マッチを戦うタフなスケジュールも、自己最高2位の好成績を勢いに変えてメジャーに臨む。
日本ツアーからは絶好調の西郷真央が初めてのメジャー参戦。小祝さくらは今季初優勝を遂げた「リゾートトラストレディス」から連戦で乗り込む。15人の日本勢はコロナ禍で12月開催だった20年大会(19人)に次ぐ多さとなった。
海外勢では世界ランキング2位のネリー・コルダが腕の血栓の手術を経て約4カ月ぶりの復帰。ミッシェル・ウィ・ウェストはこの大会を最後にツアーの第一線から退く意向を示している。
<主な出場予定選手>
笹生優花、古江彩佳、畑岡奈紗、ブルック・ヘンダーソン、ダニエル・カン、キム・ヒョージュ、コ・ジンヨン、リディア・コー、ネリー・コルダ、ミンジー・リー、渋野日向子、アニカ・ソレンスタム、アタヤ・ティティクル、レキシー・トンプソン、ミッシェル・ウィ・ウェスト、小祝さくら、西村優菜、西郷真央、鈴木愛、上田桃子、濱田茉優、早川夏未、識西諭里、高木優奈、馬場咲希、伊藤二花