オーガスタでの練習ラウンドで12番にかかるホーガンブリッジを渡るローズ・チャン（提供：ANWA Images）

◇女子アマチュア◇オーガスタナショナル女子アマチュア 事前（31日）◇オーガスタナショナルGC（ジョージア州）◇6310yd（パー72）

初出場でオーガスタナショナルGCでの最終ラウンド行きを決めた荒木優奈（宮崎・日章学園高）のもとには、夢舞台でのプレーをうらやましがる祝福メッセージが殺到したという。反響の大きさに、一線を画す試合であることを実感する。

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一時はカットライン上まで後退した2日目のプレーだっただけに、両親もスコア速報を見守りながら気が気ではなかった様子。「お父さんからは『ドキドキしたから、そういうのやめて』って言われました」と笑った。

「テレビで見ていたコース」での念願の練習ラウンドは、美しい景色にテンションを上げつつ、その戦略性の高さを垣間見る時間でもあった。ピンをダイレクトに狙うだけではなく、ピン位置によってはグリーンの強い傾斜を利用した攻め方も必須。砲台となるホールも多いだけに外せばタフなアプローチが残る。「イーブンで回れるかも分からない。3オーバーなら許容範囲」。世界アマチュアランキング6位の荒木にとっても、覚悟を決めて臨む18ホールになる。

通算イーブンパー14位。首位のローズ・チャンは13アンダーの独走態勢だが、4位以下は混戦となっており、「ひとつでも順位を上げて、笑顔で終われるように。最終日こそ自分が納得いくプレーをできたらいいな」と力を込めた。（ジョージア州オーガスタ／亀山泰宏）