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「ここまで120%」宮里藍さん、宮城県で“らしさ全開”のジュニアイベント

ジュニアゴルファーに対する宮里藍さんの想いが形となった「宮里藍インビテーショナル supported by SUNTORY」が、松島チサンCC仙台C(6361ヤード/パー72)で初開催。2日間36ホールの大会に、「ビジョン54」を主宰するピア・ニールソンとリン・マリオットの講義も組み合わされたイベントに女子中高生33人が参加した。

公式練習日となった21日に続き、22日は第1ラウンドと、終了後にビジョン54の講習会が実施された。講習会では「Evaluation(評価)」をテーマに、自身のプレーを振り返って、翌日以降のプレーにつなげるテクニックなどを、宮里さんとピア、リンの2人が熱心に指導した。

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宮里さんは「自分のゲームを客観的に見ることを、早い段階で理解できると大きいと思う。プロになるとチームやスポンサーさんがついて自分の周りが固まりやすく、そこを広げていくのは難しかったりする。そうなる前の『自分とゴルフ』というシンプルな状況の中で、こういう刺激を受けるとずいぶんと視野が広がるんじゃないかな」とイベントの狙いを語った。

大会初日に単独首位となる3アンダー「69」をマークした鶴瀬華月さん(東北高2年)は「いつもは打つ時に邪念が入ってしまうけど、きのう教わったことを意識したらうまくいきました」とシンクボックスとプレーボックス、その間にあるディシジョンラインという概念を実践して手応えを得たという。

また、小学1年から宮里さんに憧れて、東北高校に進学したという黒木優香さん(東北高校1年)は、実際に本人と対面して「めっちゃ可愛かったです。自分も背が大きい方ではないけど、(小柄な)藍さんが世界で活躍されているので自信になります」と勇気を得た。

優勝者の特典は宮里藍とのエキシビションラウンド。さらにスコア上位5人には、2020年「宮里藍サントリーレディス」の予選会の出場権が与えられる。

「自分が思っていたより選手たちの反応も良いし、親御さんとも内容の濃い講習会ができている。レベルが高い印象も受けているし、あすどういうプレーをするかも楽しみ。もうここまで120%くらい、自分の中では達成感があるけれど、しっかりと見届けたいと思います」という宮里さん。イベントはきょう23日で終わるが、参加者たちにとってこの経験は“一生モノ”の宝になるはずだ。(宮城県松島町/今岡涼太)

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