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パールオープン貫禄Vの矢野東、目指すは米ツアー

ハワイのパールCCで行われているパールオープン最終日、3日間で初めて1滴の雨も降らない晴天に恵まれた最終日は、日本勢の激しい優勝争いが展開された。

まずは、最終組の6組前で回る星野英正が、この日のベストスコアとなる7バーディ1ボギーの「66」で回って通算10アンダーとし、一足先にホールアウトする。同スコアで最終ホールを迎えた室田淳は、最終ホールで突き放す事が出来ずに同じく10アンダーでホールアウト。

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最終組の矢野東は、15番まで13アンダーとしていたが、16番パー3でグリーン右手前の池を意識し過ぎた余り左奥に外し、そこから10mに載せたものの3パットでダブルボギーとしてしまう。一気に2位との差が1打に詰まったが、続く2オン可能な17番パー5できっちりとバーディを奪い、最終ホールをパーで締めくくり優勝を決めた。

「ショートゲームが良かった」という矢野。日本ツアー開幕前の優勝で、今シーズンに向け弾みをつけた。「この試合は、日本人に限らず現地の子も若い選手が多い。自分が年を取ったなぁと感じたけど、日本の中・高校生がプロと同じ土俵でやれることは少ないので、彼らの刺激になればよいですね」と貫禄のコメントを残した。

「昨年も一昨年も米ツアーのQTを受験したかったんだけど、シーズン後半に予選通過がやっとになって、このまま行っても全く勝負にならないと思った。今年は早めに良い成績を残して、QTを受けたいです」との青写真を披露した。

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