30回目のフェニックス予選通過を果たした中嶋常幸
波乱の展開!尾崎健夫が逆転でシニア公式戦初優勝/日本プロゴルフシニア選手権大会
茨城県の静ヒルズカントリークラブで開催されている、第46回「日本プロゴルフシニア選手権大会」の最終日。現在の日本シニアツアーをリードする中嶋常幸と室田淳が首位タイで並び、2人のデットヒートかと思われたが、意外な展開が待っていた。
前日の30度を越える真夏のような暑さから一変。この日は朝から雨模様となり気温も20度程度にしか上がらなかった。最終組がスタートを迎えるころ、雨は上がったがその後も曇り空の1日となった。
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その怪しい雲行きのようにどんよりとした表情になってしまったのが優勝候補の中嶋、そして室田の2人だった。2番ホールで共にボギーを叩くと、中嶋は3番でもボギー。中嶋はその後は持ちこたえたが、室田は前半でスコアを5つ落とし優勝争いから脱落。そして中嶋も17番でボギー、最終18番ではダブルボギーとバーディを1つも奪えず通算2アンダーに後退。2人は揃って7位タイという結果になってしまった。
代わって上位に浮上してきたのが、饒舌ぶりでファンを楽しませるジェットこと尾崎健夫だった。6アンダー3位タイでスタートした尾崎は、静かなスタートだったが6番パー5でバーディ。さらに9番パー5ではイーグルを奪い、一気に首位に浮上。その後も10番、11番と連続バーディを奪い頭一つ抜け出した。
14番、そして、17番、18番の上がり2ホールで連続ボギーを叩いたが、通算8アンダーでホールアウトした尾崎が、2位以下に2打差をつけて逆転優勝を果たした。尾崎はこれがシニアツアーでも公式戦初優勝となる。
尾崎と同じ組でラウンドした飯合肇、友利勝良もスコアを1つずつ伸ばし、通算6アンダー2位タイ。難しい最終18番でバーディを奪った海老原清治も同じく6アンダーの2位タイに食い込んでいる。
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