2004年の「全英オープン」制覇から一転、不振に陥ったトッド・ハミルトン
トッド・ハミルトンは、2006年の「ジョンディアクラシック」にて、ツアーでおよそ2年ぶりのトップ10を記録した。ハミルトンはかつてツアープロとしての道を諦めかけた後、92年にアジアンツアーの賞金王に輝き、その後は日本ツアーでも活躍。そして、2004年に「全英オープン」でメジャー初優勝を果たしたが、それからのハミルトンはメジャーチャンピオンとしての期待にこたえる活躍を見せていない。
ハミルトンは、2004年にロイヤル・トゥルーンで行われた「全英オープン」で優勝。多くのゴルフファン以上にハミルトン自身が驚いたとはいえ、ハミルトンはこの大金星が全く意外だったとは思っていなかったようだ。
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トッド・ハミルトン
「“全英オープン”で優勝することは不可能じゃないと思っていました。2004年の“全英オープン”を前に調子は良くありませんでしたが、あの週は、なぜか全てがうまく噛み合いましたね。大会に出場する選手全員に勝つチャンスがあります。不調だったとはいえ、“全英オープン”に出られる以上、優勝する可能性はゼロではないと思っていたのです。」
しかしハミルトンは、2004年の「全英オープン」優勝後、PGAツアーで83試合に出場し、47試合で予選落ちを喫している。
トッド・ハミルトン
「あの“全英オープン”の後、もっといい戦績を残したかったと思います。このままでは、全英オープンではまぐれの優勝だったと思われても仕方ないですからね。2004年の後半、何回かいい成績を収めましたし、2005年の前半は調子が安定していたと思いますが、それ以降はサッパリです。なぜだかわかりませんし、不調続きだとゴルフがあまり面白くありません。楽しめないことがさらに不振につながるという悪循環に陥っていると感じます。」
3年前にメジャー初制覇を成し遂げて以来、トッド・ハミルトンのPGAツアーでのトップ10フィニッシュは、2004年の「WGC CA選手権」での6位タイと、2006年の「ジョンデイアクラシック」での10位タイの2回だけ。「全英オープン」優勝後、通算83試合での獲得賞金は、「全英オープン」の優勝賞金をおよそ7万ドル下回る額になっている。
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