昨年のPGAツアーチャイナで1勝を挙げた佐藤大平（写真は2019年「中日クラウンズ」）

米国男子ツアーの下部に当たるPGAツアーチャイナは21日、2020年シーズンを中止すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、PGAツアーと中国ゴルフ協会が協議。中国への旅行制限や世界的な感染が続いていることを踏まえ、苦渋の決断を下した。

チャイナシリーズは1月に中国本土の選手を対象に、3回予定されていた予選会の1回目を開催。世界各国の選手を対象とした2つのグローバル予選会(QT)も予定されていたが、感染がアジア全域に拡大したことで延期となっていた。

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同ツアーの最高責任者、グレッグ・カールソン氏は「パンデミックが続いていることを考えると、シリーズに関わる全ての人の健康と安全が最も重要であり、中国を拠点に5つの大陸からの選手とツアーを開催することは現時点では不可能と判断した」とし、「2021年に再びこの地域でトーナメントゴルフを再開できることを願っています」と語った。選手の出場資格は2021年も維持される。

PGAツアーチャイナは2014年にスタート。昨シーズンは13試合が行われ、3月の開幕戦「重慶選手権」で佐藤大平が日本人として初の優勝を果たした。2020年は全10試合が予定されていた。