大岩龍一が初優勝/アジア下部ツアー
大岩龍一がプレーオフを制して優勝/日神カップ千葉オープン
◇ツアー外競技◇日神カップ千葉オープン 最終日(6日)◇平川カントリークラブ(千葉)◇7206yd(パー72)
平川カントリークラブ(千葉県)で行われたツアー外競技「日神カップ千葉オープン」で、22歳の大岩龍一が6アンダーで並んだ“先輩”大槻智春をプレーオフで破り、優勝を飾った。18番と15番の繰り返しで行われたプレーオフは3ホール目(18番)に大岩がバーディを奪取して決着をつけた。
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大槻と大岩はともに日本大学に進学した先輩後輩の関係で、使用クラブ契約も両者ピン。約4mのウィニングパットがカップに沈む前にガッツポーズを見せた大岩は「とにかく緊張していました」としながらも、優勝賞金300万円を獲得してにんまりした。
父親の勧めで8歳からゴルフを始めた大岩は、中学生のときに練習環境を求めて千葉に移住。「中学生の時からこのコースでは練習させてもらっていて、高校生と大学生の時にキャディもさせてもらっていた。コースの攻め方というか攻略法が分かっていたので、それが上手くはまった」とホームコースでの勝利に笑顔を見せた。
昨季は国内下部ツアーで賞金ランキング20位。アジア下部ADT「コンビファール選手権」では優勝も飾った。今季はレギュラーツアー前半戦と国内下部の出場資格を保持するが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、現時点でレギュラーツアー1試合、下部2試合の3試合にしか出場できていない。今後は「11月のプロテストを受ける予定で、それまでにレギュラーツアーが開催されれば、そこに照準を合わせていきたい」と見据えた。
シニアの部では4アンダーで篠崎紀夫が優勝。昨年9月のシニアツアー「コマツオープン」以来の復帰戦として出場した丸山茂樹は5オーバー70位で終えた。
今大会は石川遼が優勝した前年は2日間競技だったが、今年はコロナ禍により1日競技となり、開催日も当初予定の4月から10月に変更して行われた。
<以下、主な成績>
優勝/-6/大岩龍一
2/-6/大槻智春
3T/-4/池田勇太、木下裕太、小林正則、矢野東、篠崎紀夫(シニア優勝)
8T/-3/深堀圭一郎、太田直己 ほか
14T/-2/片山晋呉 ほか
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70T/+5/丸山茂樹 ほか