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遼、鬼門の13番で3日連続の池ポチャ… ライバルにも完敗

「韓国オープン」3日目を首位と6打差、通算3アンダーの12位タイで迎えた石川遼。この日は、「将来はライバルになりたい」と話すロリー・マキロイ(北アイルランド)との2度目の直接対決が実現。今年の「マスターズ」予選ラウンドではマキロイに実力の差を見せつけられたが、5ヶ月を経て飛躍的に成長した姿を、将来のライバルに見せられるかに注目が集まった。

だが、この日の石川は「スイングの軸がブレていた」とショットが左右にバラつき、パットにも精彩を欠く苦しい展開。その中でも、前半は見せ場を作った。5番パー5では、残り80ヤードの3打目を右ラフから直接カップに沈めるミラクルイーグル。5連続バーディと勢いに乗るマキロイに負けず、大勢のギャラリーを惹きつけるプレーを披露する。

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だが、その後は8番、10番でボギーを叩き、迎えた13番パー3。昨日まで2日連続で池に打ち込みダブルボギーとし、「13番がポイントになる」と警戒していた石川だが、この日も再現VTRのようにボールは池に吸い込まれ、3日連続のダブルボギー。「3日間ともクラブが薄く入って飛ばなかった同じようなミス。(3日間連続で池は)たぶん、初めてだと思う」と石川。その後も1バーディにとどまり、この日は1イーグル、1バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの「72」(パー71設定)。単独13位に後退したが、全体的に伸び悩んだこともあり、首位とは5打差に縮まった。「まだチャンスはある」と、逆転優勝への望みをつないで明日の最終日に臨む。

一方のマキロイは4ストローク伸ばし、一気に首位タイにまで浮上。2度目の直接対決も、再び完敗を喫してしまった。「パットが上手い。ほとんどがジャストタッチで入っていて、僕とはその違いがあった。僕は30センチぐらいオーバーする気持ちで打っていて、カップに蹴られたりもした。ゴルフ全体のレベルが違うし、マキロイの凄さを見せつけられた」と、肩を落とす。この日の不振の原因は、やはりドライバーの精度。「スイングに問題がある。駒みたいにフラフラして、バラバラな感じ。明日の1日で良くして、その後の日本ツアーに繋げて行きたいですね」と、気持ちの切り替えに努めていた。

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