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「疲れは大丈夫」米国帰りの馬場咲希がタイトル獲りへ上々発進

◇日本女子アマチュア選手権 初日(14日)◇岐阜関カントリー倶楽部東コース(岐阜)◇6568yd(パー72)

「全米女子オープン」帰りの馬場咲希が2バーディ、2ボギーの「72」でプレー、首位と2打差の14位で初日を終えた。初めて出場した海外メジャーで4日間戦って7日に帰国、2日間は時差ぼけもあって練習ができず、10日にコース入りして本番を迎えた。「帰ってきてから最初の2日間は疲れていたんですけど、そこで休めたので大丈夫」と、若い力で上々のスタートを切った。

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インから出て11番でバーディを先行させた。17番でティショットを右に曲げてあわやOBに。残り161ydからの2打目は目の前の木に当たって80ydを残し、3打目も木に当てながらグリーンにのせ、8mをねじ込むナイスパーでピンチをしのいだ。直後の18番でスコアを落とし、後半も伸ばせず。「ドライバー(ショット)がうまくいかなくて、ラフから打つことが多かった」といい、それでもなんとかスコアをまとめた。

175㎝の長身を生かし、「将来飛ばし屋と呼ばれるような選手で活躍したい」と夢を抱く。米国では世界トップクラスの選手とのラウンドでマネジメントなど収穫は多かった。一番勉強になったのがアプローチ。「転がし」だという。「日本だとロブショットが多くて転がしのバリエーションが少ないんですけど、向こうのプロはみんなやっていた」。まだ17歳。スポンジのように吸収力は早い。

日本女子アマのタイトルは是が非でも獲りたい。「アマチュアで一番大きな試合でもあるし、自分の場合はナショナルチーム(入り)がかかっているので。来年はプロテストもありますけど、入れるチャンスはあるので日本女子アマは大事」

自らに課した課題は「パー5でバーディを奪ってアンダーで回ること」だったが、初日は4つあるパー5でバーディは後半1番の1つだけだった。「目標はもちろん優勝なんですけど、あと3日、アンダーにするよう頑張ります」と気合を入れなおした。

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