岡田晃平が逆転で優勝 古川龍之介は2位/日本アマ最終日
55歳の企業役員は19回目の日本アマ 20年間で年齢層はどう変わった
2022/07/01 16:22
◇日本アマチュア選手権 最終日(1日)◇広島カンツリー倶楽部八本松コース(広島)◇7229yd(パー72)
練習場には、ユニフォームを着た現役大学生ばかり。平均年齢21歳というフィールドのなかで長尺パターを振る姿がなんとも渋い。「もう、出場選手の中に友達も全然いなくなっちゃったから…」。55歳の水上晃男が「日本アマ」に出場したのは、今年で19回目だった。
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昨年の「日本シニアオープン」で8位に入った実力者で、普段は地元大阪の企業で専務取締役を務めている。本当なら、月末は業務的に忙しいタイミングだが、「学生と回るのは楽しい。この試合は出たいと思っていた」と会議を終えてから本戦入り。今年も20代に交じって4日間を戦い抜いた。
日本アマの初出場は2001年。当時の平均年齢は33歳で、50歳以上も13人いた。今ではほとんどが10~20代と若返り、今年は50歳以上が3人のみ。水上がフィールドの最年長者になって5年になる。
学生がアイアンでグリーンを狙うのを横目に、少し切ない気持ちでUTを握ることもしばしば。「負けんとこう、と思って打つと曲がる。ボクはアプローチとパターで組み立てていかないと」とショートゲームを武器に27位で予選を通過。炎天下の中だんだんと体力の衰えを感じながらも、通算7オーバー51位で大会を終えた。
「今や学生の監督と同世代。60歳くらいまで、やらないとなあ」と目元に笑いじわを浮かべる55歳は、まだまだ元気だ。(広島県東広島市/谷口愛純)
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