西村優菜は「余裕ゼロ」の逃げ切りV メジャー連戦へ弾み
安森一貴が予選会から圧巻V/JOYXオープン
2022/07/11 07:04
◇ツアー外競技◇MAIN STAGE JOYXオープン2022(10日)◇JOYXゴルフ倶楽部・上月コース(兵庫県)◇7039yd(パー72)
プロとアマチュア、ジュニア、レディースから障がい者ゴルファーまで同じフィールドでプレー。1イーグル8バーディ、1ボギーの9アンダー「63」で回った24歳の安森一貴が、2位に1打差をつけて優勝した。賞金100万円を獲得した。
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「63で回れたこと自体びっくりですし、オープン競技で勝つのも初めてなので本当にうれしいです」と初々しい笑顔を見せた。
今年に入り、アイアンショットの精度が上がってきた安森は、2日前に行われた「日本プロゴルフ選手権」(8月4日開幕/静岡・グランフィールズCC)の予選会も1位通過し、本戦出場を決めたばかり。この日も「OKバーディが3、4回あった」とうなずいた。
昨年のQTはサード止まりで、今年は今大会を含めて予選会から地道に活路を開いているが、上り調子であることは実感している。
「勝てると思っていなかったけど、自信になるし、良い経験値がたまっている。日本プロで一発シードを狙いたい」と8月のビッグイベントに向けて意気込んだ。
くしくもこの日、国内女子ツアー「ニッポンハムレディス」で今季2勝目を挙げた西村優菜は、同じ高校(大阪商業大高)の3年後輩。高校は入れ違いとなったため「合宿で1回しゃべったくらい」と交流は深くないが「ゴルフを教えてもらいたいです」とラブコールを送ることも忘れなかった。
8アンダーの2位は貞方章男。7アンダーの3位には、H.リー、野上貴夫、池村寛世、富永暁登、野澤竜次、久保田皓也の6人が続いた。
ベストアマは4アンダーの松本凌。大学卒業後、社会人生活1年を経て再びプロゴルファーを目指す決意をした24歳の松本は、昨年女子プロテストに合格した松本珠利の2歳上の実兄。この日も妹がロープ外から声援を送っていた。
なお、出場選手の多くが、8日に死亡した安倍晋三元首相の追悼のために喪章をつけてプレーした。