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惜しいパット連発で“74” 渋野日向子の光明は「右ピンの方がイメージが湧く」

◇シモーネ アジアパシフィックカップ 2日目(19日)◇ポンドックインダGC(インドネシア)◇6806yd(パー72)

最終9番(パー5)で3mほどのパーパットを流し込んだ渋野日向子は思わず苦笑いを浮かべた。唯一のバーディは花道からのアプローチを80㎝に寄せた折り返しの18番(パー5)。再三打ったバーディパットはわずかにカップをそれたり、蹴られたり…とフラストレーションのたまる一日だった。

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「悔しかったけど、打ち損じとかではないから、あと強さとかいろいろかみ合えばって感じだった。(外しても)切り替えて辛抱強くやっていたし、最後入ってくれたけん、良かった」とうなずいた。

13番で上からの速い下りのラインでバーディパットが2m以上オーバー。返しを決められずにボギーが先行し、18番で獲り返した後には2番でダブルボギーを喫した。奥のラフにこぼし、アプローチをミスが重なって4オン2パットに気落ちしかけた。

厄介な風が強まっていく中、納得のショットが出た。右サイドにピンが切られた打ち下ろしの5番(パー3)。アゲンストの具合を慎重に読み、一度UTを握ってから7Wに持ち替えた。ピンより左サイドのグリーン奥に見えるテレビ塔をターゲットに真っすぐ打ち出し、風に乗せてピン方向へ。「ちょっと(ピンをデッドに狙う)欲が出てしまった」と言いつつ、完璧な距離感で右3mのチャンスを演出した。

ドローヒッターの渋野にとって、右ピンの攻め方はテーマにしてきたポイントのひとつだ。「それなりに左を向いて、右ピンに対してワンピン(約2.5m)左のいいショットができれば理想。でも、右ピンの右、許容範囲内に止まってくれた。最近は左ピンよりも右ピンの方がいいイメージが湧いているかもしれない」と話す。

風への対応力が上がってきたのは2週前のメジャー「AIG女子オープン」(全英女子)の優勝争いで実証済み。「風とけんかするより、乗せていく。(逆に)風がない方が難しいかも。(ピンを狙いたい)欲が出ちゃうから」と説明する。

初日「73」に続く「74」と連日のオーバーパーで通算3オーバー17位。妹・暉璃子とのチーム戦でも14位となり、「あしたこそアンダーで回りたい」と最終日の浮上を誓った。(インドネシア・ジャカルタ/亀山泰宏)

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