「日本学生ゴルフ選手権」を制した宇喜多飛翔（提供：JGA）

◇日本学生ゴルフ選手権 最終日（2日）◇カレドニアン・ゴルフクラブ（千葉県）◇7047yd（パー71）

千葉県のカレドニアン・ゴルフクラブで開催された「日本学生ゴルフ選手権」の最終日は悪天候のため中止となり、前日に54ホールを終えた時点で通算22アンダーの単独首位に立っていた宇喜多飛翔(大阪学院大3年)が初制覇を遂げた。

＜＜　下に続く　＞＞

宇喜多は初日に「64」をマークして首位発進すると、2日目に「63」、3日目は「64」でプレー。一度も首位を譲ることなく、後続に5打差つける完全優勝となった。「高校生の時の全国大会では2位が2回あって、いつも負けてばっかり。2位が多かったです。優勝っていうのが一つの目標で、今回達成することができてうれしいです。今後プロになって稼いでいく、という第一歩を埋められたかなと思います」と歓喜した。

17アンダー2位は出利葉太一郎(日大3年)で、12アンダー3位に下家秀琉(しもけ・すぐる／大阪学院大3年)。11アンダー4位に竹原佳吾(早稲田大1年)が続き、女子プロゴルファーの山下美夢有の弟の山下勝将(近畿大2年)は、鈴木晃祐(東北福祉大4年)と並んで通算10アンダー5位に入った。

「日本女子学生ゴルフ選手権」は小暮千広が制した（提供：JGA）

また、同コースで行われていた「日本女子学生ゴルフ選手権」も36ホールの短縮競技となり、9アンダーの単独首位に立っていた小暮千広(日大1年)が優勝した。小暮は昨年4月に行われた「全米女子オープン」の日本予選会を突破して海外メジャーに出場した実績を持つ。勝利が決まり、「すごくうれしい。1度は取りたいタイトルだなと思っていた」と喜んだ。

8アンダー2位に田中こころ(岐阜聖徳学園大1年)。6アンダー3位に稲垣那奈子(早稲田大4年)が続いた。

＜最終成績＞
日本学生
優勝／－22／宇喜多飛翔(大阪学院大3年)
2／－17／出利葉太一郎(日大3年)
3／－12／下家秀琉(大阪学院大3年)
4／－11／竹原佳吾(早稲田大1年)
5T／－10／鈴木晃祐(東北福祉大4年)、山下勝将(近畿大2年)

日本女子学生
優勝／－9／小暮千広(日大1年)
2／－8／田中こころ(岐阜聖徳学園大1年)
3／－6／稲垣那奈子(早稲田大4年)
4T／－5／子谷采(おだに・あや／流通科大4年・兵庫)、島田紗(東北福祉大3年)