前半は苦しげな表情の多かった最終日の石川遼。後半はいつものスマイルが戻ってきた

千葉県にある千葉カントリークラブ梅郷コースで開催されている、「関東アマチュアゴルフ選手権」の最終日。首位と6打差となる通算5オーバーの7位からスタートした石川遼（杉並学院高1年）は、この日「76」とスコアを落とし、通算9オーバーの単独8位でホールアウト。上位29名に与えられる「日本アマチュアゴルフ選手権」の出場資格を手にした。

この日も大勢のギャラリーに囲まれる中、石川は昨日と同様にバーディパットがカップを逸れ続ける苦しい展開。
前半のバーディはパー5で奪取した1つのみ、4ボギーを叩いてスコアを3つ落としてしまう。

後半の出だしとなる10番パー4もボギーとしたが、続く11番パー4でバーディを奪い返す。

しかしこのバーディでも流れを引き寄せることができず、12番から14番まで3連続パーとした後の15番パー4でもボギー。17番パー4でもボギーを叩き、最終18番を迎えた。ここで第2打をグリーンの手前まで運び、最後はバーディフィニッシュ。グリーンを取り囲んだ大観衆の声援に、サンバイザーを外して深々と頭を下げた。

結局この日は3バーディ、7ボギーの「76」と4日間でワーストのスコアとなったが、トータル「297」の通算9オーバーは単独8位。上位29名に与えられる「日本アマチュアゴルフ選手権」（7月3日～・愛知カンツリー倶楽部）の出場資格を獲得した。同競技の予選ラウンド上位3位、及び決勝ラウンドとなるマッチプレーのベスト8に入れば、「日本オープン」（10月11日～・相模原ゴルフクラブ）に出場できる。

なお、石川の先輩である薗田峻輔（杉並学院高3年）が、ただ一人のアンダーパーとなる通算3アンダーで優勝した。