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優勝した薗田峻輔と後輩の石川遼が揃って会見/関東アマ最終日

今年の「関東アマチュアゴルフ選手権」は、石川遼というニューヒーローの取材攻勢に始まり、同じ「杉並学院高校」の先輩、薗田峻輔の優勝で幕を閉じることとなった。学校のクラブ活動だけでなく、普段から仲の良い2人が揃って記者会見に登場。互いの健闘を讃えあった。

2人の会話に敬語は存在しない。より親近感を大事にしたいと、互いに「ため口」なのだという。現在1年生の石川にとって、3年生の薗田はお兄ちゃんのような存在、そして、薗田も石川を弟のような存在と明言。2人は試合の遠征中など、買い物にも一緒に出かけることもあるそうだ。

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ただし、2人のゴルフはタイプが異なる。勢いに乗って「ガンガン」攻めるタイプの石川とは対照的に、「自分のゴルフは守りに入る部分がありますから・・・」という薗田。守りに入ることは決して悪いことではなく、スコアメークには必要不可欠だ。そのタイプの違いからなのか、キャリアの差はあるにせよこれまで2人の間では、薗田の方が勝率は良い。

今大会、ハニカミ笑顔だけでなく持ち前の飛距離でもギャラリーを魅了した石川だが、ドライバーの飛距離でも薗田が上だという。ただし、フォローの風が吹いたときには石川の方が飛ぶ。それは、石川の弾道は高く風の影響を受けやすく、薗田の弾道は中弾道でフォローの風には乗りにくいからだ。

石川にとって薗田は兄貴のような存在でありながら、一番身近な目標となっているのは確か。そして、薗田も「自分にはあのマンシングウェアの17番のようなチップインバーディは打てない」と言いながら、石川の存在をライバルの1人としている。

「ハニカミ王子」というニックネームで一躍時の人となった石川だが、薗田のような目標となる選手が身近にいることで、世間に踊らされることなく、ゴルフに集中することができるのだろう。この2人、ひょっとしたら今後日本のゴルフ界を背負って立つ存在になるのかもしれない。

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