【女子プロレッスン】じーっと or ぼーっと? ボールの「見方」はどっちが正解?
2023年 アジアパシフィック女子アマチュアゴルフ選手権
期間:03/09〜03/12 場所:シンガポールアイランドCC(シンガポール)
「海外コワイ」から決意の渡航 寺岡沙弥香がシンガポールに来た理由
◇アジアパシフィック女子アマチュアゴルフ選手権 事前情報(8日)◇シンガポールアイランドカントリークラブ(シンガポール)◇6343yd(パー72)
食べ物は日本食が好きだし、英語も勉強してみたけど何を言っているのか分からない。寺岡沙弥香は「“海外=コワイ”くらいの感じでしたけど、ここにはポイントを稼ぐぞ! と思って来ました」と、こぶしを握った。
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世界アマチュアランキングのトップ10死守。目下の目標はそこに置いている。「今年はプロテスト合格というところしか見ていなくて。10位以内に入っていれば、最終ステージからいける」。現在ピッタリ10位にいるランクを少しでも上げるために、20歳にして初めて海外の試合にエントリーした。
2022年6月に「日本女子アマ」を制し、弾みをつけて11月の最終プロテストに乗り込んだ。しかし、合格にはわずか1打届かず失敗に終わり、今年で4度目の挑戦となる。
7月28日(金)時点のランクでトップ10に入っていれば、2次予選まで免除されて11月の最終プロテストから臨める。この大会と、3週後に出場が決まっている「オーガスタ女子アマ」の海外2試合がポイントの“稼ぎ時”と、気合を入れてやってきた。
東南アジアの暑さと芝に慣れるため、今年は苦手な海外に飛びタイで合宿を張った。「タイより蒸し暑いかも…」と湿気の多いシンガポールの気候に汗を浮かべながら、2日間の練習日で計36ホールをプレー。コースで見かけた海外の選手たちは「体が大きくて、どんだけ飛ばすんやろう…」と驚いたが、どうしても負けるわけにはいかない。
「この試合で5位内に入りたい。ポイントをしっかり稼ぎたいです」。11月を見据えた勝負の一週間が、幕を開ける。(シンガポール・サイムロード/谷口愛純)