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1年前は“ちゃんと”回れなかった夢舞台 寺岡沙弥香が日本勢トップで5打差を追う

◇女子アマチュア◇オーガスタナショナル女子アマチュア 2日目(4日)◇ジョージア州・チャンピオンズリトリート(6360yd、パー72)

今年で2度目の挑戦となる寺岡沙弥香は、通算イーブンパー13位の日本勢最上位で決勝進出を決めた。「アウトコースのほうが、スコアが出るイメージだった」と2番から3連続バーディでスコアを伸ばし、前半で3つ伸ばして一時はトップ10に食い込んだ。

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苦戦したのは後半。10番でボギーを先にたたくと、12番からの2連続ボギーで後退。「前半は予想以上のプレーができたけど、後半はもうちょっとなんとかしたかった」と、4バーディ、4ボギー「72」のプレーには少し悔いが残った。

それでも、午後組でのイーブンパーはスコア以上の価値がある。風が強まり、アドレスで体が揺れるほどの突風が吹く中で崩れなかったのは、「ちょっとは、去年より良くなっているのかな」と評価できた。

昨年大会は7オーバー56位で予選落ち。今大会は決勝ラウンドの前日に練習日が設けられており、全選手が最終日と同じオーガスタナショナルGCをプレーできる。寺岡も昨年オーガスタを回ったが、「全然覚えていないくらい、ちゃんと回れなかった」と夢舞台への高揚感は、落ち込む気持ちに上塗りされた。

今年は6日(土)の本番を見越して、練習ラウンドをプレーできる。「オーガスタはアップダウンがきついイメージ。傾斜での打ち方を、ちゃんと考えながらいきたい」。5打差の首位を追いながら、しっかりと景色を目に焼き付ける。(ジョージア州エバンス/谷口愛純)

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