オーストラリアにあるゴールドコーストで行われている、オーストラレイジアンとヨーロッパのLPGAツアー共同開催によるメジャー大会「ANZレディス・マスターズ」の3日目。予選ラウンドで2位以下に4打差のリードを奪った宮里藍。決勝ラウンドに入ると、多少ボギーが出始めるようになったがそれでもスコアを確実に伸ばし、3日間続けて首位の座をキープした。

2日間バーディ発進だった宮里は、この日出だしの1番でボギーを叩き出ばなをくじかれるも、2番でバーディを奪いすぐさまスコアを戻した。中盤8、9、10番で3連続バーディを奪いこのまま一人旅になるかに思われたが、11、13番でボギーを叩き一歩後退。終盤15番で1つ戻して第3ラウンドをスコア「70」で終え、通算15アンダーで2位以下に3打差のリードを保って3日間首位をキープした。明日最終日、“ワイア・トゥ・ワイア優勝（wire-to-wire win）”で欧州メジャータイトルを掴むことができるのか。

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また、3打差の2位に、E.セシリア（スウェーデン）が追走している。2日間安定したプレーでスコアを伸ばしてきたセシリアは、この日5バーディノーボギーと完璧なゴルフで、宮里との距離を少しずつ縮めてきている。

そして4打差の3位に、地元期待の星カリー・ウェブがジワリジワリと浮上している。かつて米国女子ツアーの賞金王にも輝いたことのあるウェブ。地元選手のプライドにかけて宮里の逃げ切り優勝に待ったかけてくるのか。

そのほか、第2ラウンドで爆発し通算1アンダーで予選通過を果たした白戸由香は、この日ダブルボギーを叩くなど出入りの激しい展開となり、2つスコアを落として通算1オーバーの58位タイに後退した。