晴れ間が見えた午後からはコースでラウンドレッスン。始球式でショットを放つ石川遼

千葉県の千葉市民ゴルフ場で28日（日）、石川遼が小学生を対象にレッスンを行う「ハウス食品 石川遼ジュニアゴルフクリニック」が催された。この日は朝から雨模様、雪も降るなど生憎の天気となり、午前は急遽トークショーに変更。晴れ間が見えた午後からはコースに出てラウンドレッスンを行い、集まった小学生30人は生で見る石川の姿に目を輝かせていた。

トークショーでは、このチャンスを逃さんとばかりに小学生や両親から多くの質問が飛び交った。「マスターズ」の招待状が届いた時の感想や、「ダフりを直すにはどうすればよいか」、「緊張しないためにはどうすればよいか」という技術面、精神面に関する質問。さらには、プロゴルファーを志す子供へのサポートについて問う母親もおり、多岐に渡る質問に1つ1つ、丁寧に答えていた。

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昼食で子供たちと一緒にカレーを平らげた後、昨シーズンに石川が記録したバーディ数、イーグル数に応じて積み立てられた基金を、ジュニア育成に携わる5団体に贈呈。その後に行われた3ホールに渡るラウンドレッスンでは、自らも手本を示しながら事細かにアドバイスを送り、終始リラックスムードでイベントは進行した。

基本的なことを中心に教え、言葉にすることで、自らも「初心に戻れる。これからのラウンドでチェックポイントを忘れないと思う」と話す石川。イベント中は常に優しい言葉を選びながら接していたが、報道陣に対しては「みんな努力していると思うけど、自らが率先してやっていかないといけない。お父さんやお母さんの力だけではプロになれないし、最後は自分だと思う」と、厳しいメッセージも忘れてはいなかった。

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