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ヨーロピアンツアーレポート(4)/マリア・ベルチェノワ

2010/03/20 10:17

3月18日から20日までモロッコのカサブランカで開催されているヨーロピアンレディースツアー「ラーラ・メリヤム王女カップ」の2日目をレポート。

初日5アンダートップで2日目をむかえたのは、ロシアの妖精ことマリア・ベルチェノワ。2007年のプロデビュー戦は日本で行われた「サロンパスワールドレディスゴルフトーナメント」で、来日の際は取材陣が殺到したことでも知られる。

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まず特筆すべきは彼女のゴルフウェア。自身がデザインしたゴルフウェアブランドを数ヶ月後に発表する予定で、そのこだわり具合は相当なもの。グリーンのワンピースにイエローでアクセントをきかせた着こなしはトーナメント会場でひときわ目を引いていた。

長身とダイナミックなスイングから放たれるボールは同じ組の選手より10~15ヤード先を飛んでいく。ショートゲームを苦手としていたが、本大会前にトルコで苦手分野の猛練習をした成果で、100ヤード以内のショットがピンにからんでバーディチャンスにつけるシーンが多く見られた。

本大会が開催される「ロイヤル・ゴルフ・アンファ・モハメディア」はそのフェアウェイの細さと小さいグリーンでプレーヤーに精度の高い戦略性を求めるコース。ラウンド終了後のインタビューでは「とてもタフなコースだから、パッティングの正確性がより求められる」とコメント。

6バーディ5ボギーに加えて6番のダブルボギーにより1オーバーで2日目を終えて通算4アンダーの4位タイのマリアだが、「優勝へのプレッシャーはまったくないし、いつも通りのプレーをするだけ」と強気な発言はさすが。

「美しすぎるプロゴルファー」から「強すぎるプロゴルファー」への変身が叶うかどうか、明日の最終日に期待が集まる。

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