ヨーロピアンツアーレポート(4)/ファッションチェック
2010/03/23 21:57
ゴルフウェアはシルエットが命!ヨーロピアンツアーのゴルファーをファッションチェック!
3月18日から21日までモロッコ王国で開催されていたヨーロピアンツアーおよびヨーロピアンレディースツアーにてプロゴルファーのウェアをチェック!街角のスナップ特集などではイタリアやフランスなどが引き合いに出されることが多いが、ゴルフウェアはいかに??
気品あるブランド「ラコステ」が一番人気
本大会のスポンサーということもあり、「ラコステ」のウェアを着用するプロが多かった。エレガントなスポーティースタイルの王道といえる「ラコステ」はポロシャツの色やデザインのバリエーションが豊富で、シルエットも程よくフィットするので大勢に受け入れられるのは納得。まさに「選んで間違いがない」ブランドNo.1なのだ。実は大会のボランティアが着用するオレンジの長袖ポロと黒のキャップはすべてラコステのもの。こんなポロシャツがもらえるならボランティアをやってみたい!
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色はシックに、シルエットはタイトに
ツアー会場では「プーマ」、「J. リンドバーグ」、「HUGO BOSS」、「コンテ・オブ・フローレンス」などヨーロッパブランドが多いのは当然だが、その着こなしは大変参考になった。一見、「地味だなぁ」という印象なのだが、よく観察してみると本人のこだわりが感じられる着こなしをしているゴルファーが多かったのだ。白、ベージュ、グレー、ブラックなどを上手に組み合わせてベルトやシューズなどでチラチラとオシャレへのこだわりを主張。間違っても「全身ピンク」や「全身ブルー」などという手抜きはしないのだ。シルエットも「ピタピタ」という訳ではないが、ほとんどの選手がノータックで細めのパンツを着用し、トップスも同じくタイトにまとめている。
一点派手主義は卒業
日本では、原色や派手な色のアイテムに頼ったコーディネートをしているゴルファーが多いように感じる。「ゴルフ場は広いし、芝生には派手な色が映えるから」という理由で、日常ではなかなか着ることができないウェアをお披露目できる「晴れ舞台」になっているのだ。ヨーロッパでは普段のウェアと同様に落ちついた着こなしが多いが、大き目のバックルベルトなどで印象を強くしたり、さし色が入ったシューズなどをあわせておしゃれを楽しんでいるように見えた。派手なウェアを着ても、むしろどうやってそのアイテムだけ際立たずに全体のトーンを抑えるかを考えているようだ。着こなしは全身のシルエットが一番大切で、同じウェアでもシルエット次第ではまったく別物になってしまうのだが、普段から意識が高いせいか、そのシルエットが「いい感じ」にまとまっている選手が多かった。ウェアに自信がもてるとその日のプレーもテンションがあがるのは間違いない。そろそろ一点豪華主義は卒業して、「シルエットで魅せる」ウェアの着こなしをしてみてはいかがだろう。(編集部:向井康子)