日本人4人目の大会制覇ならず 佐藤快斗の「ゴルファーの夢」への道は続く
◇アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権 最終日(1日)◇テ・アライリンクス サウスC(ニュージーランド)◇6842yd(パー71)
憧れの世界最高峰の舞台への切符には届かなかった。首位と4打差から逆転を狙った佐藤快斗(東北福祉大)は、前半だけで6つスコアを落とすなど1バーディ、7ボギーの「77」と崩れ、松山英樹、金谷拓実、中島啓太以来となる日本人4人目の優勝を逃した。
「すごい苦しい1日でした」と出だし1番からつまずいた。ティショットを左のウェイストエリア(荒地)に入れ、2打目は右へ出すしかない状況。「ドローをかければいけそうかなと思ったけど、そのまま右に行って、それもまたウェイストエリアで…」と、3オン2パットのボギーを喫した。続く2番もグリーン奥から低く打ち出した3打目が約15mオーバーして連続ボギー。
流れを変えるチャンスだった4番のチャンスを逃したことも悔やまれる。「あれが入ってれば、もうちょい違ったかな。昨日まではああいうのをしっかり入れていた。今回は入らずっていう感じでした」と2m弱のバーディパットを外した。
前日までとは逆方向となる海側からの風に対応しきれなかった。「風の読み違い。昨日までと違う風だった。そこをもっとアジャストできてればよかった」。ショットとパットがかみ合わないまま苦しい一日となったが、最終18番(パー5)では8mを沈めて意地のバーディフィニッシュで大会を締めくくった。
41位だった2023年、43位だった24年を上回り3度目の挑戦で自己ベストの9位。それでも表情に満足感はない。「昨日終わった時点で優勝しか目指してなくて。トップ10で終われたけど、正直悔しい気持ちの方が大きい」
今大会は「これがラストだと思って」臨んでいただけに悔しさはなおさら大きい。それでも、得たものもある。「このリンクスコースで優勝争いをして最終日を迎えられた。今年6月に行った全英アマ(予選落ち)の時とは全然違うプレーができたんで良かった」と、世界の舞台で戦える手応えを収穫に持ち帰る。
「マスターズ」と「全英オープン」への切符をつかむことはできなかったが、その憧れが薄れることはない。「ゴルファーの夢だと思っている。それに向かってやっていきたい」と前を向いた。
将来の目標に掲げるのは「PGAツアーでプレーすること」。20歳の世界への道は、まだ続いていく。(ニュージーランド・オークランド/安平賢太郎)