石川遼、今季獲得賞金全額を寄付。ジュニアレッスン会開催も計画
遼が避難所を初訪問「少しでも皆さんのお力に」
2011/05/02 18:44
石川遼が2日(月)、東日本大震災の影響により避難を余儀なくされている方々を訪問した。埼玉県三郷市にある避難所には、福島県広野町などの住人68世帯、206人が避難。15時ごろに訪れた石川は大きな拍手で迎えられ、「短い時間ですが、少しでも皆さんのお力になれればと思います」と冒頭で挨拶。およそ90分の時間を共にした。
石川は、絵本やゴルフゲーム、将棋盤、オセロ、マグカップなどを寄付。「僕が子供のころに経験したことや母親にしてもらったことを、小さい子供たちにもしてあげたいと思った」と、子供たちに絵本を読み聞かせ、ゴルフゲームや将棋に興じた。石川の回りには笑顔の子供たちが輪を作り、避難所には一時の和やかな時間が流れた。
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先月の「マスターズ」から獲得賞金の全額寄付という支援活動を始めてはいるが、避難所に直接赴いての活動は初めて。「ゴルフコースにいる時は全力でプレーすること。それ以外の場所で、今の石川遼に何ができるかを考えていた。これは、自分にとって大きな一歩。被災地が復興するまで自分にできる、支援の第一歩を踏み出せたと思います」と、一語一語ゆっくりと、気持ちを込めるように口にする。
また、励ましに訪れた石川が、逆にエールをもらったことに大きな衝撃を受けたという。「まさか“頑張ってね”という言葉を聞くとは思いませんでした。これからもゴルフで皆さんに元気を届けたいと思ったし、決して諦めないプレーというものを、これから極めていきたいです」と、ゴルフへの想いや情熱を新たにしていた。
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